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応募者の質を高めるには?Indeedクローリング掲載での改善方法を紹介

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「質の高い応募者を集めるにはどうしたらいいのか?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
Indeedのクローリング掲載はIndeed上で求人が掲載されるため、数多くの求職者に閲覧されるというメリットがあります。一方で、質の低い応募者ばかり集まっても良い人材が採用できずにコストが増えてしまうでしょう。
今回は、応募者の質を高めるための改善方法について解説します。この記事を読むと、求めていた人材を集めることができるようになるはずです。

はじめに

大前提として、応募者の質を高めようと応募条件を絞りすぎてはいけません。
応募フォームの入力が不十分な応募が多かったり、面接を直前でキャンセルされたりすると、「厳しい条件でも応募してくれるような人材がほしい」と応募条件を厳しくしてしまいがちです。気持ちはわかりますが、結果的にプラスにはたらきません。
厳しい環境で頑張ろうと思うのは、給料や処遇への期待や仕事へのやりがいを感じるからです。求職者にとって、求人企業に対してそこまでの強い思いを持つことはまれであり、厳しい条件の求人は敬遠されてしまいます。
質の高い応募者を集めたいのであれば、応募数を増やして選別するという考え方も持ちましょう。

応募者の質を高めるためのポイント5つ

応募者の質を高めるためには、押さえるべきポイントがあります。一つひとつはちょっとした内容ですが、意外とできていない企業が多いのも実態です。
ここでは簡単にできる5つのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

求人票を魅力的に見せる

応募者の質を高めるためには、求人票を魅力的に見せることが第一です。
求職者の立場で考えると、候補企業のなかで「好条件の企業」への志望度が高くなるのは当然でしょう。
もちろん条件が良いことに越したことはありませんが、給与や休日数などの条件は簡単に変えることができません。その代わりに求人票の記載内容を工夫して、ターゲットとなる求職者がメリットを感じる求人票にすることが重要です。
求人票を魅力的に見せる具体例としては以下のような文章があります。

求人票の文章 ターゲット
出社が朝早いけど、夜は早く帰れる 夜は自分の時間を大切にしたい人
得意先回りなので、飛び込みは一切なし ルート営業ならやってみたい人

真剣に検討している求職者ほど、求人票の内容を熟読しています。たとえ文字数が多くなっても丁寧にアピールした方がよいでしょう。

教育方針について細かく伝える

求人票で企業の教育方針について細かく伝えることは、応募者の質を高めるために有効です。
求める人材として「成長意欲がある人」と書いている求人票を見かけますが、あまりおすすめできません。なぜなら、求職者は求人票を見て「そんなに自信がない」と敬遠してしまうからです。
そもそも、自ら能動的に学ぶような成長意欲が高い求職者は、すでに内定が出ていると思った方がよいでしょう。
成長意欲が高い求人者を集めるなら、以下のような内容がおすすめです。

・企業として教育体制が充実していること
・教育を受けて社員が成長すること
・教育を受けて成長した社員は昇格・昇給していること

「成長意欲がある人がほしい」と記載するよりも、「教育体制が充実している」と記載する方が、結果的に成長意欲の高い人が応募してくれます。求人票は、企業側のメリットではなく、求職者側のメリットに寄り添うようにしましょう。

見えない魅力を探す

求人票を作成する際は、自社の見えない魅力を探してみましょう。
企業の魅力には「ハード面」と「ソフト面」の二つがあります。

ハード面 ・企業規模

・報酬

・福利厚生

・すぐに変えられない

・大手企業が強い

ソフト面 ・経営理念

・職場の雰囲気

・働きがい

・柔軟性がある

・企業独自の特長が出る

自社の魅力というと「ハード面」ばかりを考えがちですが、「ソフト面」の魅力も大切です。
ハード面の魅力は圧倒的に大手企業が強く、なかなか変えることができません。一方で、ソフト面の魅力は柔軟性があり、企業ならではの特長を打ち出すことができます。
ハード面の視点だけで捉えるのではなく、ソフト面の魅力を探すことで自社の本当の魅力が見えてくるでしょう。

「ソフト面」の部分に触れる

求人票では、「ソフト面」の部分に触れる方が応募者の質が高まります。
求職者はハード面ばかり見ていると思いがちですが、実はソフト面を重視する求職者が多いです。厚生労働省の調査によると、前職を退職した理由の上位は以下のとおりです。

1位 給与・報酬が少なかったから
2位 事業または会社の将来に不安を感じたから
3位 労働時間が長かった・休暇が少なかったから
4位 会社の経営方針に不満を感じたから
5位 能力・実績が正当に評価されなかったから

給与や休暇などのハード面ばかりではないことがわかるでしょう。求職者の多くは、前職のソフト面に不満を感じて退職し、新たな職場を探しているのです。
アクセルパートナーズは、「呼び捨て禁止」「社員の有給申請は社長の許可不要」など細かな配慮をすることで心理的安全性を確保している、などを記載しています。
ソフト面を記載することで求人票の質が高まり、自然と応募者の質も高まるでしょう。

自社ホームページを整える

応募者の質を高めるために、自社ホームページを整えることは必要不可欠です。
Indeedのクローリング掲載では、求職者が求人に応募する際に企業のホームページに遷移します。その後の求職者の動きは、求職者の質によって以下のとおり異なります。

質が高い求職者 ホームページを見てエントリーするかどうか決める
質が低い求職者 ホームページを見ずにエントリーする

質が高い求職者は、企業のホームページを見てエントリーするか決断します。ホームページが整っておらず魅力を感じない企業はエントリーせずに離脱するのです。その結果、ホームページすら見ずにエントリーするような意識の低い応募者ばかり集まってしまうでしょう。
自社サイトで仕事を獲得しない企業にとっては面倒かもしれません。ただ、求職者の質を高めるためには、ホームページを整えることが近道です。
なお、採用ページだけではなく全体を綺麗にしておきましょう。

具体的な改善例

応募者の質を高めるポイントを5つ解説してきましたが、実際の求人票の内容をもとに改善例を紹介します。

質が低い求職者 ホームページを見ずにエントリーする
未経験者は月給23万円~

経験者は月給25万円~

月給25万円~

経験者を希望する場合は、ターゲットの給与の下限額だけを記載します。
未経験者は採用しないのであれば、23万円で採用することがないので敢えて記載する必要がありません。募集するターゲットに刺さるような記載にしましょう。

まとめ

今回は、応募者の質を高めるための改善方法について紹介しました。
求人票やホームページを少し工夫するだけで、質の高い応募者が集まるようになります。
ただし、今回紹介した方法はあくまで応募者の質を高めるものであり、企業と求職者のマッチングが最も重要です。たとえ高スペックの人材を採用できても、仕事内容や社風に合っていなければ退職してしまいます。
求人票を作成するうえでは、企業側が求めることだけを一方的に記載するのではなく、お互いが幸せになるような未来がイメージできるように意識しましょう。
質の高い人材を採用したいと考えているのであれば、今すぐ自社の求人について見直してみてはいかがでしょうか。

   

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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