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求人ボックスの運用で効果を出す具体的な改善ポイントを紹介

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この記事では、求人ボックスを利用した採用についてご紹介します。
求人ボックスに掲載をしているけれど、なかなか応募がこない、採用に結びつかない、と悩まれている方はぜひご一読ください。

求人ボックスの概要

求人ボックスとは、食べログや価格.comを運営する株式会社カカクコムが2015年にリリースした求人検索エンジンです。フリーワード検索を基本としており、ユーザーは様々な業種・職種、雇用形態の求人を検索することができます。

企業にとっては、無料で求人票を作成・掲載できるほか、クローリングによって自社サイトの情報を自動掲載させることも可能です。また、有料オプションを利用することで、検索上位表示となる広告枠に求人を掲載することができます。

indeedとの違い

求人ボックスとの比較によく挙がるのは、同じく求人に特化した検索エンジンIndeedです。媒体の特徴には、大きく2つの違いがあります。

 

①ユーザー数・掲載件数

世界60ヵ国以上でサービス展開をするIndeedは、日本国内でも圧倒的な利用者数を誇っています。一方で、求人掲載件数も非常に多く、人材獲得競争が激しい媒体であるともいえます。

求人ボックスは、Indeedに比べると知名度は高くないものの、月間800万人以上に利用をされています。求人掲載件数でも、Indeedより競合とのバッティングが抑えられると考えられます。

 

②入札方法

求人ボックス・Indeedともに、求人を検索上位に掲載させることができる有料オプションを用意しています。有料オプションを利用すると、ユーザーに求人が閲覧されるごとに費用(クリック単価)が発生します。

Indeedでは、AIによる自動入札システムを採用しているため、掲載者側でクリック単価を決めることはできません。対して、求人ボックスでは手動入札も選択できるので、採用状況や予算に応じて自分でクリック単価を設定することができます。

 

求人広告で結果がでない時の改善ポイント

ここからは求人ボックスに掲載をしても結果がでない時に、見直すべき4つのポイントをご紹介します。

予算

まずは、予算の使用が適切にできているかどうかを見直してみてください。競合の多いエリアや職種では、無料掲載をただ続けていても採用効果は上がりません。ターゲットへ求人情報を届けるには広告の露出も大切なポイントですので、採用目標に応じて有料オプションを利用することをお勧めします。求人ボックスは、1クリックあたりの単価を25円〜1,000円の間で自由に設定することができます。

ここで知っておいていただきたいのは、入札単価が高いからといって、掲載順位が必ず上位になるとは限らないということです。

・検索キーワードとの関連性

・求人票の品質や情報量

・求人の新着、更新状況

といった求人ボックス独自のアルゴリズムで上位表示が決定します。掲載の有料・無料に関わらず、効果を上げるには求人票の内容をブラシュアップすることが必要となります。

原稿内容の見直し

採用ターゲットに自社の求人を発見してもらうためには、検索に使用するキーワードが原稿に盛り込まれていることが大前提となります。ターゲットが必要としている情報が詳細に記載されていなければ、内容がぼやけた求人票となり、検索にヒットせず、ミスマッチの原因にもなってしまいます。

仕事内容・勤務時間・給与形態・福利厚生といった各項目が分かりやすく、もれなく記載されているかを見直してみてください。働く姿がイメージできるように、業務の流れや社員インタビューといった内容も盛り込めると、応募意欲を高めることができます。

タイトルの改善

求職者が検索をかけると、結果画面にまず表示されるのがタイトル部分となります。求人ボックスはタイトル表記に自由度があるため、書き方を工夫して訴求力を高めることができます。限られた文字数の中で、3つのポイントおさえて記載をしてみてください。

 

①職種名

具体的かつ分かりやすい職種名を記載します。大まかな職種表記では、仕事の内容や難易度が伝わりにくい場合もあります。働くイメージがわくように表記することで、他の求人との差別化も図れて、情報が埋もれにくくなります。

 

記載例

事務→一般事務、補助金申請の事務

製造業→菓子製造ライン、工場内の軽作業

営業→広告企画営業、ルート営業

 

②働き方

求職者が仕事を探す際に注目していくポイントです。どのようなスタイルで働くことができるのかがタイトルに記載されていると、ターゲットへの訴求が強まり、マッチ率も上がります。

 

記載例

事務: デスクワーク、服装自由

製造業:日勤のみ、車バイク通勤OK

営業:社用車貸与、土日祝休み

 

③待遇・メリット

タイトル部分は、求人詳細へと進んでもらうためのアイキャッチとしての役割があります。待遇やメリットを記載することで、よりユーザーの興味を引くことができます。ターゲットに合わせた待遇をピックアップして、タイトルに盛り込んでみてください。

 

記載例

建設業:寮完備

学生:まかない付き

画像の選定

実際の職場の画像を掲載することで、働くイメージにより具体性が増します。どのような人たちと一緒に働くかは、求職者が特に気になる点なので、自然な笑顔でスタッフが写っている写真はお勧めです。

会社ロゴなどは使い勝手がよいですが、働くイメージとは直接結び付かないことも多いです。ターゲットにとって、親しみが持てるような画像を選定してみてください。

 

各求人媒体の特徴との比較

求人ボックスをさらに理解して利用するために、他の求人媒体との比較から分かる特徴についてご説明します。

ユーザー層

求人ボックスは、検索エンジンのほかにも、求職者向けコラムや人気検索キーワードランキングといったコンテンツを多数公開しています。求職者が情報収集しやすいサイトとなっているため、職探しに熱心なユーザーや、情報リテラシーの高いユーザーが多くなっています。Indeedは、検索機能に特化したシンプルなサイト設計です。そのため、ユーザー層が幅広く、未経験者採用に強い特徴があります。

求人検索エンジンに限らなければ、よりユーザー層を絞った媒体も存在します。業界・職種に特化した専門求人サイトは、経験者採用に強みをもっています。また、アルバイト求人が中心のバイトルなどでは、メインユーザーは学生となります。

媒体の特性

1求人あたりに掲載できる原稿ボリュームは、媒体によって異なります。Indeedは原稿内のテキスト量が多いことが特徴ですが、求人ボックスは文字数制限があります。テキストが多いことは、一概に良いこととは言い切れません。実際に、アルバイト採用向けの媒体では、文字数が少ない求人がユーザーに好まれる傾向にあります。シンプルに分かりやすい文章で、ターゲットに向けた情報を伝えることが大切です

表現の自由度(レギュレーション)

求人広告に記載する内容は、労働基準法や雇用対策法といった法律に抵触しないことが求められます。媒体ごとに掲載基準となるレギュレーションが定められていますが、各社で内容にグラデーションがあります。Indeedはキャッチコピーへの表記チェックが厳しく、審査に通らないこともあります。求人ボックスをはじめとした新しい媒体では比較的自由度が高く、表現を工夫することが可能です。

まとめ

この記事では、求人ボックスを利用して、採用効果をだす方法について解説をしてきました。媒体の特徴を理解し、上手く活用することで、採用成功率を高めていくことができます。すでに求人ボックスに掲載をしている場合は、いま一度、予算や求人票の内容を見直してみてはいかがでしょうか。

   

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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