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応募数を集めたい!Indeedのクローリング掲載で「応募数(CV数)」を増やす方法を紹介

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このコラムでは、クローリング掲載の特徴を踏まえ、より多くの応募数(CV数)を獲得するための施策についてご説明していきます。

 

クローリング掲載の特徴を理解する

クローリング掲載で採用活動を進める際に、予め理解しておきたい点が2つあります。

一つ目は、Indeedからの応募数(CV数)を計測することができないということです。これはクローリング掲載の場合、応募受付先が自社サイトとなるので、Indeedの応募管理機能が利用できないためです。掲載時には、自社でアナリティクスを入れなければ、効果の測定や比較ができないことに留意しましょう。

二つ目は、Indeedに掲載されることを意識した、内容の最適化が必要であるという点です。クローリング掲載ではほとんどの場合、自社求人サイトから情報が取得されます。自社求人サイトはブランディングに特化しており、デザイン性に優れたコンテンツが提供できるものの、直接投稿の求人と比べるとテキスト表現のキャッチーさなどがIndeedユーザー向けでない傾向がみられます。Indeedに掲載されて、違和感のない原稿になっているか、他社求人と戦うことができるか、ということを踏まえる必要があります。

 

クローリング掲載で効果を出すための施策

上記の特徴を踏まえ、クローリング掲載で応募数を増やすためにできる対策をご紹介していきます。

 

ユーザビリティの整備

求人票におけるユーザビリティとは、求職者目線に立った使いやすさを指します。

・情報を容易に理解できる

・必要な情報を迅速に見つけられる

この2つがクリアできていることで、求人の発見から応募までがスムーズに実行されます。クローリング掲載で対策しておくべきユーザビリティの整備について、一つずつみていきましょう。

1.職種名を具体的に記載する

職種名は求人広告のトップに表示されるため、求職者にアピールすることができる重要な項目です。大まかな職種分類で表記してしまうと、仕事のイメージが伝わらず埋もれてしまいます。具体的に記載することで、ターゲットの興味を引くことができます。

 

具体的な記載例)

営業→美容商材を扱うルート営業

販売→20代女性向けのアパレル販売

ホール→カフェ&バーのホールスタッフ

2.仕事内容を箇条書きで記載する

仕事内容を詳しく記載しようとすると、文章での説明は長くなってしまいがちです。読み手にとって何が要点か理解しやすいよう、箇条書きで、一つ一つの業務を端的に記載します。また、未経験者の募集では専門用語を避け、分かりやすい言葉を使う方が良いです。

 

悪い例)

アルバイトスタッフの採用業務をお任せします。面接担当とスケジュール調整を行った上で応募者に連絡をとり、面接日時の設定をします。合否判定が出たら社内稟議をあげ、応募者に通知を行っていただきます。合格者には入社手続きをとり、勤務開始日を決定するという流れです。

 

良い例)

アルバイトスタッフの採用業務をお任せします。

・面接担当者との日程調整

・応募者への連絡(面接日時の案内・合否通知など)

・入社手続き

先輩社員と一緒に進めながら業務を覚えていきます。

3.求人内容に沿った写真を使用する

企業の雰囲気や特徴を視覚的に伝えることができる写真は、求職者の興味を引き付けるための重要なツールです。募集職種やターゲットに合わせた被写体・シチュエーションの写真を使用します。写真の撮り方のポイントは、別のコラムで詳しく解説していますので参考にしてみてください。(参考記事:求人効果に2倍差が出る写真撮影!ポイントとNG例をご紹介)

4.スマホ・モバイル対応

Indeedユーザーのほとんどは、スマホで求職活動をしていると言われています。PCブラウザでは体裁が整ってみえても、モバイル端末では表示が乱れてしまう可能性があるので最適化が必要です。

情報を求職者に正しく伝えるためには、内容はもちろん、バランスよく整った見た目が重要です。スマホの画面で読むのに適した文字数か、不自然に改行されていないか、といった点に気をつけて調整をしてみてください。記号や太字を活用することで、伝えたい部分を強調するだけでなく、メリハリのある文章にすることができます。

5.エントリーフォームの最適化

応募者の途中離脱を防ぐために、エントリーフォームの最適化はとても重要です。 せっかく自社求人サイトまでたどり着いた求職者を取りこぼさないよう、エントリーフォームまでの導線や、入力にかかる手間など、ユーザー目線で不便がないかチェックしてみてください。詳しくは別のコラムで解説しています。(参考記事:「応募数UP!Indeedのクローリング掲載のEFO対策(入力フォーム最適化)を紹介」)

 

クローリング掲載をする上での注意点

クローリング掲載をする最大のメリットは、自社求人サイトへ求職者を誘導できるということにあります。訴求力のあるコンテンツや、意図を持ったデザインを用意しておくことによって、「企業の理念やカラーといった世界観を採用希望者に伝え、意欲的な応募に繋げる」という目的が達成されます。

 

良いコンテンツ・デザインの例)

・会社の取り組み紹介や社員インタビュー

・インフォグラフィック(表や図など)を利用した見やすいデータ

・見出しや重要な箇所が強調されている

・効果的な位置にある写真

 

自社求人サイトを持っていれば、クローリング掲載にするメリットが大きいと感じるかもしれません。しかし、サイト整備が進んでおらず、求職者に十分な魅力を届けられるページとなっていないのであれば、直接投稿を利用することをお勧めします。Indeedの機能を十分に活用できる直接投稿のほうが、クローリング掲載のメリットを上回る場合があります。

 

クローリング掲載と直接投稿の使い分け

直接投稿は、Indeedの求人票フォーマットに入力を進めていくことで、必要な情報が網羅でき、体裁を気にする必要もありません。キャッチコピーやタグ機能といった直接投稿でしか利用できない仕様も活用できます。さらに、Indeed上でCV数が把握できるだけでなく、AIによる運用調整を行なってくれるため、自社の管理コストを押さえた採用活動が可能です。

クローリング掲載で結果を出すためには、これまでお伝えしてきたように、自社求人サイトをしっかりと整備し、さらにIndeed掲載を意識した作り込みを行う必要があります。クローリング掲載と直接投稿、それぞれのメリットデメリットを理解した上で、どちらが自社にとって最適かを検討していただきたいです。

また、応募者の質についても、掲載方法によって異なると言われています。アルバイトなどのライトな求人は直接投稿で効果が出やすく、正社員募集では、しっかりと情報を読み込み応募してくれるクローリング掲載が向いている傾向にあります。実際に、弊社が支援したお客様の事例をご紹介します。

 

事例)

クローリング掲載→直接投稿に切り替えのA社様

結果として、直接投稿へ切り替え後、CV数(応募数)が増加。数値目標の達成は喜ばれたものの、応募内容を詳しく聞くと、面接のドタキャンや、会社のことをきちんと調べていない意欲の低い求職者が多かった。クローリング掲載と比較して採用数・応募者の質が低下してしまった。

 

募集内容や期間・予算などの採用計画を総合的に考えながら、掲載方法を上手く使い分けることが大切です。

 

まとめ

近年はオウンドメディアリクルーティングが注目されて、自社求人サイトに力を入れる企業が増えてきました。クローリング掲載で結果を出すためには、自社求人サイトの運用と、Indeed掲載への対策、二つの面で知識やノウハウが必要になります。Indeedは運用にいくつかの選択肢があり、自社にあったカスタマイズできるため、クローリング掲載にこだわりすぎる必要はありません。状況に応じて掲載方法を上手く使い分けることが、採用結果につながる一番の近道になります。

   

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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