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RE100認定とは?取得方法・要件やメリットを分かりやすく解説!

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RE100とは、企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的な目標です。日本を含む多くの世界の企業が参加し、様々な業種がいます。多くのメリットも存在してます。RE100には、目標年や認定要件、進捗報告などの基準があり、再エネ電力の定義や調達手法も明確にされています。RE100は、気候変動に対する企業の責任と貢献を示すこれからの重要な取組です。

RE100認定とは

RE100とは、Renewable Energy 100%の略称で、企業が事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標とする国際的な取り組みです。参加する企業は、太陽光、風力、水力、バイオマス、地熱などの再生可能エネルギーを利用して、温室効果ガスの排出を削減し、気候変動に対応することを目指しています。2014年に環境問題に取り組む国際的なNGOクライメイト・グループとCDPという慈善団体がパートナーシップを締結して始まりました。
現在、世界中で356の企業がRE100に参加しています。(2022年3月現在)
参考:https://www.re100-denryoku.jp/about

RE100認定の取得!必要性とは?

①気候変動の軽減!

再生可能エネルギーは、化石燃料などから生み出すエネルギーと違って、燃料のなくなるリスクや価格が上昇するリスクが低く、CO2などの温室効果ガスの排出量も少ないです。そのため、再生可能エネルギーの利用を拡大することは、エネルギーの安全の保障や環境の保護にとって必要です。
また、再生可能エネルギーは、地域性に応じて多様な発電方法(太陽光発電、水力発電、風力発電など)があります。 そのため、再生可能エネルギーの利用を促進することは、地域の雇用創出や経済活性化にもつながります。

②SDGsの実現!

再生可能エネルギーは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成も期待できます。 SDGsの目標7は「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」というもので、再生可能エネルギーの普及が求められています。 また、再生可能エネルギーの利用は、目標13の「気候変動に具体的な対策を」や、目標9の「産業と技術革新の基盤をつくろう」などの目標にも関連しています。

RE100を取得のメリット3つ「ESG」「リスク」「SDGs」

①企業がESG(環境、社会、ガバナンス)投資を呼び込みやすくなる

2015年に採択されたパリ協定以降、公共団体だけではなく、投資家や企業の脱炭素化への勢いは加速し、中長期的な企業価値向上につながるESG投資は投資家からの高い関心があります。そのため、RE100に参加することで、ESGの点から投資家や金融機関からは、魅力的な要素となるため、高い評価を得やすく、資金調達の支持を受けやすくなります。

※ESG投資とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の3つの要素を、評価基準として投資先を選ぶ投資方法のこと。

②将来的な化石燃料に関するリスク回避ができる

化石燃料は価格の変動が激しく、エネルギー資源の調達に関してリスクが存在します。再生可能エネルギーのみで事業運営することができれば、化石燃料の価格変動リスクを回避し、長期的なエネルギーコスト削減にもつながります。

③SDGs貢献のアナウンス効果が高い

再生可能エネルギーを使い、枯渇性エネルギー(化石燃料など)を使わないといった世界的な社会問題の解決に対して企業として取り組む姿勢を社内外に目に見える形で示すことができます。その姿勢は、社員やステークホルダーの共感や信頼の獲得に繋がります。

RE100の認定の要件と取得方法

RE100に参加するためには、いくつかの要件があります。
・参加できるのは、影響力のある企業で、日本企業の場合は50GWh以上のエネルギーであること。
・目標年を宣言し、事業全体を通じて100%再エネ化にコミットすること。
 目標年は遅くとも2050年までとなり、中間目標も設定すること。
・毎年所定のフォーマットで進捗報告を行うこと。
・GHGプロトコルで定義される、すべての電⼒に関連するスコープ2※(1)及び発電に係るスコープ1※(2)を再エネ化すること

※(1)他社から供給された電気・熱・蒸気を使うことで、間接的に排出される二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス
※(2)燃料の燃焼や、製品の製造などを通じて企業・組織が「直接排出」する二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス

まとめ

再生可能エネルギーは、化石燃料に比べて温室効果ガスの排出量が少なく、エネルギーの安全性や環境の保護が可能です。また、SDGsの達成にも関係しています。RE100に参加する企業は、ESG投資の呼び込みや、化石燃料の価格変動リスクの回避、SDGs貢献のアナウンス効果などのメリットがあります。RE100に参加するためには、影響力のある企業であること、目標年と中間目標を設定すること、毎年進捗報告を行うこと、すべての電力に関連する温室効果ガスの排出を再エネ化することなどの要件があります。RE100は、2014年にクライメイト・グループとCDPがパートナーシップを結んで始まりました。現在、世界中で356の企業がRE100に参加しています。

アクセルパートナーズでは、再生可能エネルギー100%へ向けた企業の取り組みを共に考え支援を行っています。

RE100の取得や、交付金申請などについて、ご相談、ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。

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