ホーム > 補助金コラム一覧

【簡単解説】愛知県循環型社会形成推進事業費補助金をガイド

  •  
    公開日:

この記事のまとめ

 

今回は、愛知県内で事業を行おうとする事業者向けの補助金「愛知県循環型社会形成推進事業費補助金」をご紹介します。
この補助金は、ざっくり書くと、環境に良い設備の導入や事業化にかかる経費を支援するという内容です。
補助額の上限も事業によっては5,000万円とかなり大きいので、環境にかかわる事業を考えている愛知県内の事業者さんは、当記事をぜひ読んでみてください!

 

「愛知県循環型社会形成推進事業費補助金」、名前が長いし、いまいち何に使える補助金か分かりにくいのではないでしょうか。

今回はこの補助金について簡単にかみ砕いて解説していきます!

1.分かりやすく!愛知県循環型社会形成推進事業費補助金とは?

この補助金の募集要領を見てみると、趣旨として以下のことが書かれています。これだと、どんなことに使える補助金か少し分かりにくいと思います。

愛知県循環型社会形成推進事業費補助金とは?

 

愛知県循環型社会形成推進事業費補助金は、地域における環境産業の振興及び循環型社会の形成を目指した総合的な循環型システムの構築を図るため、先導的なリサイクル関係設備、排出抑制関係設備及びプラスチック関係設備の整備並びに循環ビジネスの事業化検討に要する経費に対し補助金を交付するものです。

(出典: 愛知県HP「愛知県循環型社会形成推進事業費補助金募集要領」)

では、詳しく解説していきます!

愛知県循環型社会形成推進事業費補助金の簡単な概要

要は、以下の項目に当てはまる経費に補助金を使うことができます。

先導的なリサイクル関係設備
排出抑制関係設備及びプラスチック関係設備の整備並びに循環ビジネスの事業化検討に要する経費
・排出抑制関係設備の経費
・プラスチック関係設備の整備の経費
・循環ビジネスの事業化検討に要する経費

リサイクルのマークのイラスト

これでもまだ、どんな事業に補助金が使えるのかイメージが湧きにくいのではないでしょうか。

補助金を使える具体例を簡単に紹介

実際、どんな事業の申請があるのか、愛知県HP「令和3年度愛知県循環型社会形成推進事業費補助金の採択結果について」から採択例をご紹介します。

リサイクル関係施設整備事業

使用済みてんぷら油を独自のリサイクル技術により、生分解性チェンソーオイルとして製造・販売する。

 

放置竹林伐採等で発生する竹廃棄物を粉砕・圧縮成形(ペレット化)し、活性炭原料としてリサイクルする。

竹・竹林のイラスト

排出抑制関係施設整備事業

ニッケルめっき排液から、FO膜(正浸透膜)とRO膜(逆浸透膜)を組み合わせたシステムを用いた濃縮により、リユース可能なめっき液と水洗に使用可能な水を生成する。

 廃プラスチック処理施設緊急整備事業

塗装外装部品製造プロセスを、「樹脂の射出成型→塗装→乾燥」から、「溶融樹脂の金型注入→金型の隙間に塗料注入→硬化」とすることで、塗装不良品をゼロにする

 循環ビジネス事業化検討事業 

使用済み紙おむつ(廃プラスチックを含む)の再生利用検討

 

 廃瓦を活用した農業・園芸用資材代替品のサボテン栽培等への利用とその事業化検討

サボテンのイラスト

 

食品残さでタンパク質を生産する「ミズアブ工場」の事業化検証

募集対象・金額・日程

募集対象

応募資格は、愛知県内で補助事業を行おうとする事業者です。
募集対象について、要領から抜粋すると以下の通りです。

募集対象

 

愛知県内で補助事業を行おうとする事業者
国税及び地方税を完納
政治団体や宗教団体でない
暴力団及びその関係者でない
補助事業の公表に異議がない

また、該当する方だけ注意が必要なのが、「あいち地域循環圏形成プラン」に掲げる3つの広域循環モデルを推進する事業に関し、同一事業に複数の事業者で補助申請を行う場合にあっては共同で申請しなければならないとなっています。

補助率

補助率は以下の通りです。

・大企業1/3以内
・中小企業1/2以内
(広域循環モデル推進事業の場合は、大企業1/2以内、中小企業2/3以内。)

中小企業の定義は以下の表を参考にしてください。

業種
「資本の額又は出資の総額」「常時使用する従業員の数」のいずれかを満たすこと
資本金の額又は出資の総額
常時使用する従業員の数
製造業その他(注 1) 3 億円以下 300 人以下
卸売業 1 億円以下 100 人以下
サービス業(注 2) 5,000万円以下
小売業 50 人以下

(注1) ゴム製品製造業(一部を除く)は資本金 3 億円以下又は従業員 900 人以下
(注2) ソフトウエア業・情報処理サービス業は資本金 3 億円以下又は従業員 300 人以下、旅館業は資本金 5 千万円以下又は従業員 200 人以下

中小企業、大企業の細かな要件が知りたい場合は、「愛知県循環型社会形成推進事業費補助金募集要領」をご覧ください。

補助額の上限

補助額は表の通りです。

補助事業の区分  補助額の上限
リサイクル関係設備整備事業 5,000万円
排出抑制関係設備整備事業 
プラスチック関係設備整備事業
循環ビジネス事業化検討事業 500万円
※広域循環モデル推進事業の
場合は、300万円上乗せ。

提出期限

2022年の提出期限は以下の通りです。

2022年3月1日(火曜日)から4月28日(木曜日)午後5時まで(必着)

毎年度4月末日まで(閉庁日を除く)募集が行われています。

補助対象経費となる費用の例

リサイクル関係設備整備事業、排出抑制関係設備整備事業、プラスチック関係設備整備事業の場合は以下の通りです。

(出典:「愛知県循環型社会形成推進事業費補助金募集要領」)

設備費、設計費、工事費を対象とすることが出来ます。
一方、事業化検討事業では、調査費や研究開発費などが対象経費となっています。

研究・科学実験のイラスト(男性)

以上が、この補助金の概要でした。

では実際、どうやって申請すればよいのでしょうか?

2.補助金の申請方法

愛知県循環型社会形成推進事業費補助金の申請方法は、以下の提出物を愛知県環境局 資源循環推進課 循環グループへ直接持参または郵送します。

補助金申請の提出物

主な提出物のリスト

 

応募申請書10部(両面刷りA4版)
書類のダウンロードは、愛知県HP 「2022年度 愛知県循環型社会形成推進事業費補助金に係る補助事業者を募集します」を参照
応募申請書のデータを格納したCD-Rなどの電子媒体1部
直近3会計年度の法人税の確定申告書一式の写し1部(両面刷りA4版)
・確定申告書
・決算報告書
・勘定科目内訳書
・法人事業概況説明書
補足資料 各10部
・図面
・事業フロー図
・パンフレット 等

※必要に応じて追加資料が請求される場合があります

2022年の募集期間

2022年3月1日(火曜日)から4月28日(木曜日)午後5時まで(必着)

提出先

〒460-8501
名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 (愛知県庁西庁舎7階)
愛知県環境局 資源循環推進課 循環グループ
(あいち資源循環推進センター)
電話 052-954-6233(ダイヤルイン)
FAX 052-953-7776

補助金がもらえるまでの流れ

補助事業の採択は、学識経験者等で審査が行われます。
補助事業者が決定した後、7月上中旬に応募者へ通知されます。その後、交付申請手続きを経て、7月下旬から8月上旬に交付決定が行われます。

「補助金の申請をしたいが、煩雑でいまいちやり方が分からない」
「申請している時間がない」
「事務作業が苦手だから頼みたい」
そんなご要望はありませんか?

当社、アクセルパートナーズでは、当補助金の申請代行サービスを行っています。多数実績のある中小企業診断士が所属しており、補助金申請に強い会社です。(実績紹介はこちらをご覧ください。)

3.アクセルパートナーズの申請代行サービス!

補助金申請の必要書類の作成難易度は、非常に高いと思います。
アクセルパートナーズではたくさんの補助金申請代行業務を請け負っているため、事業者様とのやり取りも丁寧でスムーズとご好評いただいております。
申請代行サービスにお申込みいただくと、申請にまつわる手続きや作成作業のほとんどは当社が担当するため、事業主様はその時間も貴社の事業に力を注ぐことができます。
ぜひ、お悩みの方は一度お問い合わせからご相談ください!

申請代行サービスの金額

申請代行サービスは以下の価格で承っております。

着手金:10万円
成功報酬:採択金額の10%

愛知県近隣であればご訪問してヒアリングさせていただいておりますが、遠方の場合でもzoomなどのweb会議ツールを使用すればお打ち合せ可能です。

ご検討されている企業様、是非お早めにお問合せください!

記事監修:岩本 秀巳(中小企業診断士)

]]>

補助金に関するお悩みは
アクセルパートナーズに
お任せください!

補助金の対象になるのか、事業計画から相談したい等
お客様のお悩みに沿ってご提案をさせていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。

補助金に関する無料相談はこちら

この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。

Xをフォローする