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【事業再構築補助金】入金が遅い!振り込まれない!その背景と解決策を紹介

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事業再構築補助金は、ウィズコロナ・ポストコロナ時代の経済環境の変化に対応するために、中小企業等の新分野展開、業態転換、業種転換等の思い切った「事業再構築」の挑戦を支援する補助金となっています。しかし、この補助金に申請した多くの企業は、交付決定が遅いと不満を持っています。また、交付決定が出ても、振り込まれるまでに時間がかかるという声も聞かれます。では、なぜ事業再構築補助金は遅いのでしょうか?そして、振り込まれるまでにどれくらいの時間がかかるのでしょうか?この記事では、その理由と注意点を徹底解説します。

事業再構築補助金の全体像を網羅した記事もアップしておりますので、ぜひあわせてご覧ください!

事業再構築補助金とは?全部を分かりやすく解説!応募~入金とその後まで

採択から補助金入金までの流れ

まずは事業再構築補助金の採択から入金までの流れを確認してみましょう。

流れは以下のようになっています。

①採択決定

②交付申請

③交付決定

④補助事業開始~終了

⑤実績報告

⑥実地検査

⑦補助金額確定

⑧精算払請求

⑨補助金入金

このように①採択決定から⑨補助金入金までには段階があり、採択から入金まで約1~2年かかります。また、補助金は事業実施後に入金されるため、それまでは自己資金や借入金で事業を実施する必要があります。

では、「事業再構築補助金が振り込まれない」とならないように、それぞれの段階を注意点とともに見ていきましょう。

 

①採択決定

補助金交付候補者の採択公表日に、GビズID及びご担当者のメールアドレスにメールが送信されます。メール本文の電子申請システムにログインの上、補助金交付候補者の採択結果を確認してください。もしくは事業再構築補助金のポータルサイトにて、確認が可能です。

採択決定後、すぐに補助事業を開始できるわけではなく、補助事業が開始できるのは③交付決定の後なので注意が必要です。

 

②交付申請

電子申請システムにアクセスして交付申請に必要な書類を提出する必要があります。

主な提出書類は以下の通りです。

・経費明細表

・決算書

・見積依頼書及び見積書

・建物費、機械装置・システム構築費の追加書類(設計図書やパンフレットなど)

・取得財産に係る誓約書

補助事業の手引きに提出書類について細かく規定されていますので、事前に確認しておきましょう。

交付申請の提出には明確な期限が定められていません。しかし、補助対象事業を実施できるのは採択決定から事業終了までと期間が定められています。そのため、交付申請が遅れるとその分審査も遅くなり、補助対象事業を実施できる期間が短くなってしまいます。採択結果が届いたらすぐに手続きを開始することをお勧めします。

 

③交付決定

交付申請で提出された書類を事務局で審査し、内容に問題がなければ、事務局で交付決定手続が行われます。交付決定通知書は、Jグランツのマイページから確認が可能です。

申請内容に不備がある場合は、事務局から交付申請の差し戻しがあります。事務局の指示に従って指摘箇所を修正すれば問題ありませんが、②交付申請に記載した通り、交付決定が遅くなると補助対象事業を実施できる期間が短くなってしまいますので、差し戻しには迅速に対応しましょう。

 

④補助事業開始~終了

補助事業期間中に発注し、納品・検収、代金の支払まで完了させる必要があります。補助事業期間外に発注、もしくは補助事業完了期限後に納品・検収、代金の支払をした費用は補助事業の対象経費として認められませんのでご注意ください。

また、補助事業では実施中にしかできないこともありますので、以下の点にご注意ください。

・対象経費ごとに、設置前、設置後、納品時、試作品等の画像の提出が必要となる場合がありますので、どういった画像が必要か確認しておきましょう。

・広告等の補助対象物件には、「事業再構築補助金により作成」の表示を入れる必要がありますので、作成時に忘れないようにしましょう。

・クレジットカードで支払う場合は、事前に事務局に相談するようにしましょう。

補助事業終了後には実績報告書と証拠書類を添付して提出する必要があります。事業再構築補助金のホームページに「補助事業の手引き」や「実績報告書等作成マニュアル」がありますので、参照しながら随時証拠書類を作成していった方がスムーズに書類を提出できるためお勧めです。

 

⑤実績報告

補助事業の完了後、補助事業の実施結果を記した「実績報告書」と「証拠書類」を事務局に提出します。提出期限は、補助事業の完了日から起算して30日を経過した日、もしくは補助事業完了期限日のいずれか早い日となっています。提出期限内に提出されない場合は、交付決定取消となりますので、早めに書類を提出しましょう。

 

⑥実地検査

「実績報告書」の内容に基づき書類を検査し、建物及び改修等の詳細、 機械設備等の入手・支払、補助事業の成果等を実際に確認するため、必要に応じて事務局が事業実施場所を訪問することがあります。

 

⑦補助金額確定

実績報告書の審査及び実地検査後、事務局が適正と認めた補助対象経費に対する補助金の額を確定します。補助金確定通知書はJグランツで確認してください。

 

⑧精算払請求

「補助金確定通知書」を受領後、「補助金精算払請求書」によりJグランツで提出します。

 

⑨補助金入金

請求書類に不備がない場合、8営業日程度で補助事業者名義の指定口座へ補助金が振り込まれます。

 

まとめ

今回は、事業再構築補助金を申請しても、交付決定が遅いという問題や、交付決定が出ても振り込まれるまで時間がかかるという問題について、その背景や注意点について解説しました。

事業再構築補助金の採択された後も、補助対象事業の実施期間が短くなってしまった、支払いが遅くなり補助事業対象の経費として認められなかった、とならないようにご注意ください。

当社、アクセルパートナーズは、事業再構築補助金の第1回公募から事業者様の支援を行っております。

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。

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