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【ものづくり補助金】メリット・デメリットを徹底解説!

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新しい設備を導入する際にはものづくり補助金の申請を検討されることが多くあります。しかし、ものづくり補助金にデメリットはないの?と不安になることもあるかと思います。そこで本記事ではものづくり補助金のメリット・デメリットを解説していきます。

 

ものづくり補助金とは

 

ものづくり補助金 公募要領_16次締切

 

ものづくり補助金とは中小企業が生産性を向上させるための設備投資を支援するおものです。背景として働き方改革や賃上げ、インボイス制度導入などの相次ぐ制度変更が行われており、そこへの対応を支援することが目的として挙げられています。

 

主な対象経費を下記に示します。

 

ものづくり補助金 公募要領_16次締切

 

生産性向上のための機械、システムが主であり、それに付随する運搬費や外注費、技術導入費も対象経費です。

 

また、事業計画には以下の要件が定められています。

ものづくり補助金 公募要領_16次締切

 

この要件を満たしていない場合は不採択または返還されるため注意が必要です。

 

どんな事業者が申請できる?


そんなものづくり補助金ですが、対象となる事業者は中小企業庁が定める中小企業の定義に当てはまる事業者です。

ものづくり補助金 公募要領_16次締切

 

他にも一部組合や非営利活動法人等も対象となります。

※応募締切日前10ヶ月以内に、ものづくり補助金の交付決定を受けた事業者や応募締切日時点で同一事業の補助事業実績報告書を未提出の事業者、過去3年間に、2回以上ものづくり補助金の交付決定を受けた事業者は申請できないのでご注意ください。

 

メリット

 

ものづくり補助金のメリットは大きく分けて3つ挙げられます。

①資金を調達できる

②新たな事業に挑戦できる

③設備導入がきっかけで生産性を向上させられる

以上について解説していきます。

 

①資金を調達できる

 

ものづくり補助金では前述したように最大5,000万円の補助金が受け取れる制度です。こちらの資金は返済不要のため、返済スケジュールなど資金繰りを考える必要がありません。

受け取った資金をそのまま設備投資に充てられます。

 

②新たな事業に挑戦できる

 

ものづくり補助金を活用することで、融資や自己資金ではできなかった新規事業を行うことができます。返還が不要なため、新たな事業に挑戦するリスクが下がります。

新商品開発や新サービスの提供など、ものづくり補助金を活用して規模の大きい新たな施策を行えることは大きなメリットです。

 

③設備導入がきっかけで生産性を向上させられる

 

ものづくり補助金を活用して既存の設備から最新の設備を導入することで大きく生産性を向上させることができます。

具体的には

・作業時間短縮によって人的資源にゆとりができる

・製品の品質向上

・リードタイム短縮による売り上げ拡大

・システム導入によるサービスの質向上

・ECサイト等でのオンラインでの顧客接点の構築

など様々な活用の仕方があります。

 

幅広い業種や設備が対象となっていますので、一度活用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

デメリット

 

一方でデメリット存在します。

①申請作業に時間がかかる

②補助金を受けとるのは補助事業終了後

③不採択となった場合補助金を受け取れない

④対象外の経費がある

 

①申請作業に時間がかかる

 

ものづくり補助金を申請するためには、事業計画書を作成しなければなりません。事業の内容、導入する設備、数値計画とその根拠、将来の展望など記載しなければならない項目が多くあります。この計画書と財務書類など必要な資料の準備が必要となります。

採択される事業計画書を作成するには市場のリサーチや詳細な事業計画を練る必要があります。

そのため普段の業務を行いながらこちらの書類を作成することは負担になるというデメリットがあります。

事業計画書を作成することで経営を見直すことができるため一概にデメリットだけではありませんが要件を確認しながらの申請書類作成は手間がかかります。

 

②補助金を受け取るのは補助事業終了後

 

ものづくり補助金でよく起こるトラブルが、補助金の受け取り時期です。

ものづくり補助金第16次締切を例にご説明します。

ものづくり補助金 公募要領_16次締切

 

補助金が受け取れるのは、上記の図のように、採択発表後おおよそ1年後です。

実際に申請した補助事業を実施し、実績報告まで行ってから補助金が支払われます。そのため補助事業を行うための資金を一旦準備する必要があります。

金融機関につなぎ融資の承諾をもらうか、自己資金で賄うかなど、設備導入のための資金繰りを考え、キャッシュフローが一時的に悪化することもデメリットの一つです。

 

③不採択となった場合補助金を受け取れない

 

当たり前ですが、不採択となった場合、補助金は受け取れません。補助金を使わず事業を行うか、もう一度申請するかといった選択になります。

時間をかけて作成した申請書類をもう一度作り直さなければならなくなる可能性がある点にデメリットがあります。

ちなみに採択率は50です。直近の第15次では5,694件の申請に対し採択は2,861件でした。その前の第14次でも同様に50%程度でした。

また、枠ごとの採択率の違いはあまりなく、すべての枠で約半数の申請者が採択されています。

 

④対象外の経費がある

 

前述した通り、補助対象経費が定められています。定められた経費以外には補助金は支払われません。

例えば多くある悩みとして、人件費、基礎工事費、建物費などは補助対象外のため注意が必要です。あくまで設備の導入のための補助金ということで対象外となっています。

 

どんな事例で申請できる?

 

では具体的にどんな事例で採択されるのか、当社の支援実績から簡単にご紹介します。

・繊維会社がAIの導入により生産性向上

・自動車整備会社が整備用センサーの導入により作業時間が1/3になる

・飲食店がテーブルオーダーのシステムを導入し、従業員の負荷を軽減

・人材サービス業が企業と労働者を繋ぐシステムの構築により効率化する

など、当社では幅広い業種の事業者様を支援し、採択された実績があります。

 

まとめ

 

ものづくり補助金には申請書類作成などの手間はかかりますが、メリットの多い補助金となっています。大きなメリットを最大限活かし、生産性向上に挑戦してみてください。

当社、アクセルパートナーズは、ものづくり補助金について100社以上の支援、採択された実績がございます。応募申請だけでなく、その先の交付申請、実績報告といった手続きのサポートまで、サービスメニューをご用意しております。 

これまで多数、ご支援させていただいたノウハウをもとに、お客様の状況に合わせたサポートを提供いたします。 

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。

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