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【補助金との関係】令和2年度(2020年度)中小企業診断士第2次試験を受験して思うこと

  • 2020年11月01日
  • 著者今井志津

2020年10月25日中小企業診断士第2次試験が実施されました。

もともと今年はオリンピックイヤーのため、例年8月初めに行われる第1次試験が7月初めに繰り上げられていました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で試験の実施が危ぶまれたものの、第1次試験・第2次試験ともに予定通り行われました。

そこで、具体的な総評は各受験校にお任せをして、受験生として感じたことを書いてみます。

 

1.中小企業診断士とは

そもそも中小企業診断士とはどんな資格でしょうか。
一般社団法人 中小企業診断協会のホームページには次のように書かれています。

『中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。
中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。』

中小企業診断協会ホームページはこちら

つまり、中小企業の経営課題を診断・助言する専門家なので、選定にあたっては一定レベル以上の能力をもっていないと登録してもらえない資格、ということですね。


(出所:中小企業診断協会)

 

2.2020年第2次試験の感想

試験科目は4科目あり、筆記試験です。
A.中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅰ
B.中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅱ
C.中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅲ
D.中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅳ

具体的には、
事例Ⅰ:組織(人事を含む)
事例Ⅱ:マーケティング・流通
事例Ⅲ:生産・技術
事例Ⅳ:財務・会計
以上を中心とした、経営の戦略及び助言に関する事例が出題されます。

さて、試験の感想ですが、「出来たのか出来ていないのか分からない」というのが率直なところです。
実はこの試験、模範解答が公表されません。
先輩方の中には、「絶対に落ちた」と思っていたのに合格していたという方もいれば、その逆も聞きます。

「良く書けた!」という人ほど結果が残念で、「ミスばかり見つかる」人ほど合格しているという意見もあります。

私は、事例Ⅰ~Ⅲは今までで1番解きやすく、事例Ⅳが残念な感じに。
もう結果は変わらないので、どんな結果になっても受け入れるしかないと考えています。
ただ、何ができて何ができなかったのか、合格発表までの間に自分なりに分析してみる予定です。

 

3.補助金との関係

2020年は、ものづくり補助金3件と、持続化補助金4件に関わりました。

はじめて補助金の事業計画書を書いたときに、「診断士の第2次試験そのままだ!」と感じました。昨年までは、勉強仲間が合格して診断士になったあと、「補助金が…」という話をされても何の話かピンときませんでした。
事業計画書は、事例Ⅰ~Ⅳまでが全て折り込まれているイメージです。

個人的な感想としては、この経験により、今までは文章としてしか読めなかった事例問題が、感情をもって読めるようになった気がします。

また、試験勉強の際に、「因果が飛んでいる」と指摘されることが多かったのですが、補助金の計画書でも同じことをしていました。因果関係の理解も深まったとおもいます。

さらに、「多面的に書く」ために、例えば「マクロとミクロ」の視点で書く、ということを試験勉強で学びます。計画書でも同じでした。「マクロとマクロ」の視点で書いてしまい、指摘されたことがあります。

このように、試験勉強でなく、実務であるからこそ理解が深まり、記憶に残ることが多くありました。

 

4.まとめ

以上の感想は、あくまでも個人的な意見です。
今は、経験が試験の結果につながっていることを祈るばかりです。

診断士試験を勉強されている方で補助金に興味を持たれた方は、診断士の方に声を掛けて、補助金に携われないか確認してみてくださいね。

また、経営者で中小企業診断士に興味を持たれた方は、試験の過去問を見ることで、参考になることがあるかもしれません。勉強仲間にも経営者の方がみえます。

中小企業診断士試験や補助金を通して、双方に、新たな発見があることを期待しています。