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求人ボックスのクローリングとXMLフィード連携の違い

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求人ボックスでは、リスティング広告や自動連携などを行うために、クローリングが行われています。
クローリングとはどんな仕組みなのか、クローリングより連携しやすいXMLフィード連携の違いなどについて見ていきましょう。

 

クローリングとは

求人ボックスは、一般的な求人情報サイトとは少し仕組みが異なっており、求人情報に特化して情報収集を行っている求人検索エンジンでもあります。
クローリングとは、検索エンジンがインターネット上を巡回して、サイト上のテキストや画像などの情報を収集して回ることです。
その後、各検索エンジンでクローリングした情報を複製、解析し、インデックス化、データベース化を図っていきます。
各検索エンジンでは、こうした自動巡回と解析、データベース化のプログラムを独自のアルゴリズムで作成しています。

求人ボックスの場合も、独自のアルゴリズムにもとづき、求人サイトに特化してクローリングを行っているのです。
クローラーが収集してきた情報は、求人ボックス上のサーバに集積、登録され、整理されてインデックスされていきます。
インデックスされた情報にもとづき、検索結果の表示順位が決められる仕組みです。

 

求人ボックスにおけるリスティング広告の連携方法

求人ボックスでは、求人ボックスに会員登録して、採用ボードに求人情報を直接投稿する方法と、自社の採用サイトや求人サイト、ランディングサイトなどを連携させて求人広告を掲載する方法があります。
求人ボックスに有料でリスティング広告を出す場合、連携方法は2つの方法から選ぶことができます。
一つはクローリング連携で、もう一つはXMLフィード連携です。

クローリング連携では自社の採用サイトや求人サイトさえ用意しておけば、特別な事前の準備は不要です。
これに対してXMLフィード連携は、求人ボックスの仕様に沿ったXMLフィードと呼ばれるデータフィードを用意しなくてはなりません。
自社の採用サイトや求人サイトから、指定された仕様にもとづきXMLフィードを作成して提出しなくてはならないので、専門知識やスキルなども必要です。

クローリング連携はクローラーの独自のアルゴリズムに任せる方法になりますが、XMLフィード連携は指定の仕様にもとづいて連携できるので、よりスムーズに連携しやすくなるのがメリットです。

 

求人ボックスのクローリング連携

求人ボックスで有料リスティング広告を掲載してもらうには、まず求人ボックスに自社のサイトとそのURLを申請して審査を受けます。
審査に通ったら、クローリング連携またはXMLフィード連携を選びます。
クローリング連携の場合、求人ボックスのクローラーが自動的にクローリングしてくれるので、特に事前準備の必要がありません。
ただし、各求人のタイトルをシステムで整形しているので、自社サイトに掲載している求人タイトルで連携がなされないケースも少なくありません。

また、審査に通った内容と異なるサイトデザインの変更が行われるなどした場合、正常にクロールできなくなる可能性があります。
正常にクローリングできなくなると、リスティング広告配信が停止してしまうことがあるので注意が必要です。

 

求人ボックスのXMLフィード連携

XMLフィード連携の場合は、求人ボックスの仕様にもとづいたXMLフィードを作成してシステム連携させる必要があるため、専門的な知識や手間などが必要となります。
求人ボックスの仕様に合わせる分、クローリング連携よりも更新頻度が増え、更新内容をより早く反映できるのがメリットです。
サイトデザインの変更をしても、広告配信が停止することなく継続できるのもメリットになります。

また、高度なキャンペーン設計がしやすいなど、クローリング連携に比べると有利な点が多いです。
XMLフィード連携はXMLフィードの準備さえできれば、1週間程度で連携が可能になりますが、クローリング連携の場合、連携完了までにかかる時間はサイトの構成等によって異なります。

求人サイトや採用サイトが、求人ボックスのクローラーに読み込まれるためのしっかりした作りになっていれば、最短で1週間ほどで連携が完了しますが、サイトの構成によっては1ヶ月半ほどの時間がかかることもあります。

クローリング連携は採用サイトさえあれば良いので気軽な一方、よりスピーディーかつ安定的に連携したいならXMLフィード連携が便利です。
XMLフィード連携はシステム連携させることができるため、指定した求人タイトルデータをXML形式に変換して直接フィード送信を行うことで、サイトの情報や更新した求人情報を正確に表示させることができます。
載せたい求人タイトルで情報が反映されるのもメリットです。

タイトルが正確であるほうが、クリック確率も増えるなど、採用にも影響を与えます。
XMLフィードに関する知識を持つ人が社内にいない場合には、業者に依頼することも可能です。

 

無料連携の方法について

求人ボックスでは費用をかけずに自社サイトに誘導したい企業向けに、無料でのサイト連携も行っています。
求人ボックスに無料連携したい旨を依頼すると、クロラ―の情報収集対象として加えてもらえます。

ただし、クローリング対象に加わるだけで、求人ボックスのサイトにリンクが掲載されることが保証されているわけではありません。
どのようにすれば自動連携してもらえるかも非公開です。

独自のアルゴリズムによって情報の収集、整形、掲載判定がなされているだけでなく、アルゴリズムもどんどん改変されていくためです。
確実に連携させたい場合には、有料のリスティング広告を利用するのが良いでしょう。

 

クローリング連携で気を付けたいこと

求人ボックスのクローラーは、以下のようなサイトの場合、連携がなされない場合があるので気を付けましょう。
運営者が不明なサイトや閲覧に際して登録・ログイン・課金等が必要であるサイト、閲覧に際して年齢等の条件を要するサイトは連携できない場合があります。

また、求人サイトや採用サイトの仕様についても注意が必要です。
たとえば、応募する際に同一サイト内で完結せず、外部の就活サイト1ページや1URLに複数の求人票があるサイトも気を付けましょう。

さらに、複数の職種の求人を募集したいなら、営業職、事務職、専門職などに分けて、それぞれ1ページずつにしておくことが必要です。
また、募集主体・仕事内容・勤務条件等について具体的に記載されていないサイトへの誘導やリダイレクトしている場合も連携できない可能性が高くなります。
求人情報の品質は、クローリングしてもらううえでとても重要です。

広告が多いなど、求人情報以外のコンテンツが求人情報の閲覧を妨げている場合や閲覧に際してポップアップやインタースティシャルが表示されるサイト、ブラウザの「戻る」ボタンが無効である場合や操作を妨げているサイトも連携されないおそれがあります。
プライバシーポリシーが確認できないサイトや求人ボックスにおいて掲載基準に満たないと判断したものも連携できないので注意しましょう。

 

まとめ

求人ボックスのクローリングは、独自のアルゴリズムにもとづき、求人サイトの情報を収集、解析して求人ボックスへと連携しています。
有料のリスティング広告や無料自動連携を行うことで、クローリング対象に含めてもらえますが、正確な情報の反映やほかのサイト情報より目立たせるためにも、サイトの仕様を見直すことやコンテンツの品質を高めることがおすすめです。

   

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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