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求人ボックスのクリック単価(平均CPC)について

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求人ボックスでは、求人の無料掲載のほか、有料掲載ができる方法もあり、より目立つ方法で求人掲載ができます。
また、自社の採用サイトや求人ページを持っている場合はリスティング広告を出すことで求人ボックスと連携できます。
この場合はクリック課金型となりますが、求人ボックスにおけるクリック単価(平均CPC)はどうなっているのか見ていきましょう。

 

クリック課金型とは

求人ボックスの有料オプションの料金体系やリスティング広告の料金体系はクリック課金型になっています。
求人サイトに求人を掲載する場合や広告を出すと掲載料が高いのではと不安になる方もいるかもしれませんが、クリック課金型は基本的に低コストで、無駄な広告費用を抑えられるのがメリットです。
なぜかというと、自社の求人が求人ボックスの検索結果上に掲載されただけでは費用は発生せず、求職者が求人を実際にクリックして初めて費用が発生するためです。

掲載料金はクリック単価(成果単価)×クリック数で算出された金額に消費税を加算した金額になります。
求人ボックスでの決済方法はクレジットカードのみです。
有料オプションを利用するにあたって、事前にクレジットカードの審査を受け、クレジットカード登録が完了すると有料オプションの利用が可能になります。

毎月の請求日(月初)に、前月の未決済利用金額分の決済が行われます。
未決済の利用金額が請求単位額に到達した時に、請求単位額分の決済が行われる仕組みです。
請求単位額とは、請求までの間に広告で消化できる金額のことで、有料オプションを利用して掲載料金が発生すると、消化金額が請求単位額に達した時点で自動的に決済されることになっているので注意しましょう。

請求単位額は初回決済に限りに2,000円ですが、それ以降は20,000円です。
なお、採用ボードの有料オプションで予算を設定することができます。
予算を設定した場合、アカウント全体の利用金額や各求人や各キャンペーンの費用が設定した予算額を超過した場合、超過分は原則として請求の対象外です。

ただし、設定予算額や決済のタイミングによっては、超過分も含めてクレジットカード決済が行われてしまうことがあります。
その場合、月末に超過金額分のキャンセル処理が行われるので安心しましょう。
掲載料金を抑えたい場合は、予算を設定しておくと安心です。

 

クリック単価について

求人ボックスのクリック単価は、入札単価を上限として、掲載順位などにもとづいて、その都度決定される仕組みです。
入札単価とは、掲載順位を決定する要素の一つです。
求人ボックスでは、手動運用の場合、25円~1,000円の間で1円単位で自由に設定することができます。
入札単価は掲載順位に影響する要素となり、入札単価を上げれば、求職者の目に触れる機会を増大させることが可能です。
また、入札単価は上限クリック単価でもあり、有料枠に掲載された求人を1クリックした場合に発生する費用の上限にもなります。
ただし、クリック発生時の実際の費用は、掲載順位や表示ページなどにより、入札単価より低くなることもあります。

 

有料オプションのシンプルプランについて

有料オプションには2種類ありますが、そのうちシンプルプランで設定できるのは、1日あたりの予算のみです。
入札方法は自動運用が自動的に適用され、設定した1日あたりの予算に応じて、求人ボックスが入札単価を自動調整する仕組みです。
入札単価の上限は1,000円に設定されており、設定した予算額や予算の費消状況に応じて自動で運用されます。

 

有料オプションのアドバンスプランについて

アドバンスプランは利用予算に加えて、入札方法と入札単価の3つの項目の設定ができます。
利用予算は1日あたり、1ヶ月あたり、期間指定の3種類から選ぶことが可能です。
入札方法は手動運用か、自動運用のいずれかから選べますが、入札単価を細かく調整したい場合は手動運用を選びましょう。
入札単価は手動運用の場合は25円~1,000円から設定できます。

自動運用の場合は入札単価の上限のみが選択でき、300円・500円・700円・1,000円のいずれかを選びます。
自動運用では、入札単価が下限の25円~、ご自身で選択した上限の範囲内で自動的に調整される仕組みです。
自動運用では、利用予算に対してクリック数が最大になることを目指し、求人ボックス全体での入札状況や競合の状況、過去の実績などにもとづき、入札単価が自動で調整されていきます。

入札単価が高いと、設定した予算に到達しやすくなりますが、その場合は自動的に入札単価が引き下げられる仕組みです。
一方、予算に到達しないと判断されると、自動的に入札単価が引き上げられます。
手動運用でも自動運用でも、入札単価が高くなるほど、検索結果の上位に表示されやすくなっています。

 

クリック単価(平均CPC)と入札単価について

求人ボックスの有料オプションや有料リスティング広告を利用する場合にはクリック単価(平均CPC)のほか、入札単価という言葉もよく登場します。
そこで、掲載料金や予算などを管理していくためにも、両者の意味や違い、決まり方を理解しておくことが大切です。
クリック単価(平均CPC)とは、求人がクリックされた際に支払う1クリックあたりの金額で、クリック単価(平均CPC)=掲載料金÷クリック数で求められます。

クリック課金型の場合、入札によって単価が決まるので、クリック単価は毎回同じとは限りません。
逆にクリック単価が100円だった場合、求人が10回クリックされた場合の掲載料金は1,000円になります。
これに対して、入札単価はクリック単価の上限金額を決める単価となります。

すなわち、クリック単価と入札単価は同一のものではなく、クリック単価は入札単価を超えることはありません。
掲載料金を抑えたい場合には、クリック単価を下げることでクリック数が増えてもコストパフォーマンスを上げることが可能です。
その場合、入札単価の調整が必要になります。

たとえば、予算の関係からクリック単価を80円以上支払いたくないと考えた場合、入札単価を80円に設定しましょう。
そうすると、求人がクリックされた場合のクリック単価も80円以下にできます。
つまり、入札単価は求人を出稿する際にあらかじめ設定するものですが、求人広告を運用することで、結果としてクリック単価が算出されるということです。

 

クリック単価(平均CPC)の決まり方

クリック単価(平均CPC)は入札形式、いわゆるオークションで決まります。
同じキーワードで複数の求人が競合した場合、より高いランクの求人が優先して表示されるという仕組みです。
ランクは、一般的に入札単価×品質スコア+広告表示オプションで算定されます。

入札単価はクリック単価の上限額のこと、品質スコアは推定クリック率と求人広告の関連性、ランディングページの利便性をもとに算出されます。
また、広告表示オプションとはオプションを利用しているか否かです。
つまり、入札単価を上げることやオプションを多用すれば良いだけでなく、求人の品質も高めていかないと、ほかの求人広告より優先的に表示してもらえないので注意が必要です。

 

まとめ

求人ボックスの有料広告やリスティング広告の掲載料金はクリック単価×クリック数で決まります。
クリック単価(平均CPC)は、オークションによる入札で決まる仕組みです。
同じキーワードで複数の求人が競合すると、より高いランクの求人が優先して表示されます。
そのため、有料枠に優先的に表示させるには、入札単価を上げるだけでなく、求人内容の品質なども上げてランクを上げなくてはなりません。

   

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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