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求人ボックスのクリック率(CTR)を向上させる施策

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求人ボックスは2015年にサービスを開始した比較的新しい求人情報特化型の検索エンジンですが、現在では月間ユーザー数が900万人、求人情報掲載数が1,000万件超など国内でも有数の規模を誇っています。
ここでは、求人ボックスのサービスの特徴や求人情報の掲載方法、そして効率的な運用を行うために欠かすことのできないクリック率(CTR)について詳しく紹介していきます。

 

求人ボックスとは

まずは求人ボックスについて見ていきましょう。

 

・求人ボックスとは

求人ボックスは、電化製品などの価格をショップごとに簡単に比較することができる価格ドットコムや飲食店のランキングをチェックすることやお店を予約することができる食べログなどの有名サイトを運営するカカクコムグループの求人情報特化型検索エンジンです。
使い方はGoogle検索やヤフー検索と同様であり、求人ボックスのサイトに設置された検索窓に希望する職種や勤務地などを入力して検索すれば、条件に合致する求人の情報が表示されます。
検索結果に表示されるのは求人ボックス独自の求人方法ではなく、マイナビ転職やリクナビネクスト、ハローワークなどで募集されている求人の情報も一括で表示されるので非常に便利です。

 

・求人ボックスのサービスの特徴

求人情報に特化した検索エンジンを提供している企業にはIndeedやスタンバイといったものがありますが、求人ボックスはほかの検索エンジンと比較すると次のような特徴があります。

1.情報の見やすさと高い機能性を両立

価格ドットコムや食べログなどの人気サイトを運営しているノウハウを最大限に活用し、誰もが見やすいシンプルで使いやすいサイトデザインを実現しているのが求人ボックスの魅力の一つです。
また、検索結果の絞り込み機能が充実しているのも求人ボックスの特徴であり、あらゆる条件からユーザーのニーズに合った情報をスピーディーに表示させることができます。

2.独自の検索アルゴリズムを採用した検索結果の表示

独自のアルゴリズムを用いて検索順位を決定しているのも求人ボックスのサービスの特徴であり、特に次の4つの項目に重点を置いて検索結果を構成しています。
a)検索されたキーワードと求人情報の内容がどれくらいマッチングしているか
b)提供されている情報が新鮮なものであるかどうか
c)職種や勤務地だけでなく雇用形態や給与などの求職者が求める情報が過不足なく網羅されているか
d)多くのユーザーから興味を持たれているクリック率の高い求人かどうか
このような指標を重視することにより、マッチング率の高い検索結果が表示されます。

3.幅広い属性に向けた求人情報の提供

一般的な求人情報サイトでは自社に登録された求人情報しか閲覧することができませんが、求人ボックスではさまざまな求人サイトに掲載されている求人情報を横断的に検索することが可能であり、より多くの求人情報に出会うことが可能です。
このため、学生から主婦、シニア層まで幅広い属性に向けた求人情報が提供されています。

 

求人ボックスの運用のポイント

では、求人ボックスを利用する際の運用ポイントを見ていきましょう。

 

・求人ボックスへ求人を掲載する方法

求人ボックスに自社の求人情報を掲載する方法としては以下の3つがあります。
それぞれの特徴を理解したうえで自社に合った方法を選ぶことが重要です。

1.直接投稿

直接投稿は、求人ボックスにアカウントを作成し、指定のフォーマットに従って必要な情報を入力して求人ページを作成する方法です。
ページ作成後に求人ボックスの定めるガイドラインに従って審査が行われ、審査に合格すると掲載が許可されます。
自由に編集できるスペースも用意されているので、ある程度は独自性のある求人ページを作成することも可能ですし、掲載されるまでの時間が短いのもこの方法のメリットです。

2.クローリング

クローリングとは、クローラーと呼ばれる自動巡回ロボットを用いてさまざまなWebサイトから自動的に情報を収集する仕組みです。
求人ボックスでは、クローラーを用いてWeb上に公開されている求人情報を収集し掲載しているため、特に求人ボックスに申請や登録をせずとも、勝手に情報を掲載してくれます。
ただし、クローラーがいつ自社のサイトに巡回してくるかはわからないので、場合によっては自社の採用サイトに求人情報を掲載してから1ヶ月経過しても情報が反映されないこともあるのです。
このような場合、求人ボックスとのサイト連携を行うと自動巡回の対象サイトとして登録されるので掲載までの時間を短縮できます。

3.リスティング広告

直接投稿やクローリングによる掲載は基本的に無料ですが、リスティング広告は有料となるのが大きな特徴です。
料金を支払うことにより検索結果の有料枠に広告を掲載することができるため、ユーザーの目に留まりやすくなります。
広告のリンク先は求人ボックス内の求人ページ、自社の採用ページのどちらでも可能です。

 

・有料プランの採用

直接投稿やクローリングでは料金は一切かかりませんが、リスティング広告ではクリック課金型の料金プランが採用されています。
クリック課金型の料金プランは広告をクリックされて初めて料金が発生するもので、クリックされなければ一切料金が発生しないのが特徴です。
求人ボックスではクリック1回あたりの単価を25円~1,000円の間で1円単位で手動で設定することが可能であり、予算に合わせて柔軟に価格を調整することができます。
また、適切な単価がわからない場合には、自動運用に設定することでAIを用いて適切なクリック単価に調整が可能です。
基本的には単価が高いほど配信料が増えるので、多くのユーザーの目に留まりやすくなり、大きな成果が期待できます。

 

・クリック率の向上

求人ボックスに広告が掲載されても、クリックされなければ採用にはつながりません。
より効率的に採用業務を進めるためにも、どうやってクリック率を向上させるかということが大きな問題となります。
業種や職種によってクリック率の適正値には違いがありますが、求人情報検索エンジンの場合は1%程度と言われており、求人ボックスのクリック率の平均もおよそ1%です。
ですから、クリック率が1%よりも低い場合は、クリック率を高めるためになんらかの対策を施す必要があるということになります。
ただし、クリック率が高いからと安心してはいけません。
たとえクリック率が高くても応募者が増えない場合は、多額の費用が発生するだけだからです。
このような場合も、なんらかの対策を施して高いクリック率を応募者の増加につなげなければなりません。
では、具体的にどのような対策を施すべきか、改善のポイントを紹介します。

1.タイトルを魅力的なものに変える

求人ボックスでは職種×勤務地などで検索した結果が表示されますが、その中でも一番上に表示されるタイトルは人の目に留まりやすいため、多くの人が興味を持ちやすい魅力的なタイトルへ変更することでクリック率の向上を期待することができます。
たとえば、単に職種や勤務地などを羅列するのではなく、より具体的な仕事内容や給与の額、どのような年齢層をターゲットにしているかなど、具体的な情報を掲載することが重要なポイントです。
ただし、タイトルは最大でも35文字程度しか表示されないので、情報を端的にまとめることも大切です。

2.キーワードを見直してターゲットを絞り込む

営業職といった一般名詞をキーワードにすると検索には引っかかりやすくなりますが、競合するサイトもたくさんあるため、上位表示させることは難しくなります。
このような単語をキーワードに設定する場合は、「法人 営業」「営業 経験不問」といったように複合キーワードを使うなどしてターゲットを絞り込むことがクリック率の向上には有効です。

3.クリック単価を適切な価格に設定し直す

有料プランを利用しているならば、クリック単価を調整するのもおすすめです。
すでに紹介したように、求人ボックスではクリック単価の設定をAIに任せることもできますし、25円~1,000円の間で自由にクリック単価を設定することもできます。
少しずつクリック単価を調整しながらクリック率の推移を観察し、適切な価格に調整しましょう。

 

まとめ

求人ボックスは、国内でも有数の求人情報特化型検索エンジンであり、数多くのユーザーが情報を閲覧しています。
それにもかかわらず、自社の求人情報がなかなかクリックされない場合には、運用方法になんらかの問題があるということになるので、改善が必要です。
クリック率を増やすためにタイトルやキーワードを変更するのは効果的な方法ですし、有料プランならばクリック単価を変更することも良いでしょう。
広告を掲載しているのに十分な効果が出ていないと感じるならば、ぜひこういった施策を講じてみることをおすすめします。

   

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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