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Indeedのクローリングを停止されないための対処法

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Indeedにクローリングを依頼すると、自社の採用ページの求人情報をIndeedの検索画面で表示させることができます。もっとも、Indeedのクローリングが停止されたという声も聞かれてきます。
Indeedでクローリングが停止されてしまう原因として考えられることや停止されないための対処法について見ていきましょう。

 

Indeedでクローリングされるためには

Indeedでクローリングしてもらうには依頼が必要ですが、ただ依頼すれば良いわけではありません。自社の採用ページが用意されていること、Indeedのクローリングができる状態になっていることが必要です。以下の条件を満たしていない場合や最初は満たしていても、後から満たさなくなるとクローリングが停止される場合があります。

まず、自社サイトに採用ページが設置されていることが必要で、他社運営サイトに掲載の求人情報はクローリングできません。採用ページに応募フォームを設ける場合も、自社サイト内で完結していることが必要です。たとえば、新卒向けに就活サイトに飛ばしてエントリーさせるような導線に変更してしまうとクローリングが停止されることがあります。

1職種×1勤務地ごとに固有のURLが設置されていることが必要です。最初は1職種、1勤務地だけだったのが、次第に増えていき、同じページに複数の職種の求人を列挙することや勤務地を併記するとクローリングが停止される原因になります。

求人情報はテキストでなくてはならず、画像ではクローリングされません。当初はテキストであったのに、後から画像の形式で情報を載せるとクローリングが停止される原因になります。

職種名はシンプルにわかりやすく記載することが必須で、余計な脚色はしないようにしましょう。
勤務地は市区町村レベル以下まで明記されることが必要です。当初は東京都渋谷区道玄坂などとしていたのに、追加する勤務地を北海道とか福岡だけにするとクローリングされなくなるおそれがあります。

業務内容は、一つひとつ具体的に明記しましょう。新たに掲載した求人が、職種だけで業務内容がまったく抜けているような場合、クローリングが停止される原因になります。
そのほか、案件ごとの募集要項ページのフォーマットを同一にすることや求人一覧ページも必要です。

 

Indeedのクローリングが停止される原因

Indeedのクローリングが急に停止される原因としては、求人掲載基準に抵触していることも考えられます。
Indeedの基準は、求職者にとって役立つ求人をモットーとしており、求人を最適な形で求職者に提供することが使命です。そのため、求職者に誤解を招くおそれがある内容や求職者の権利を損なうとみなされる内容、職務の実在が疑わしい求人などの場合、クローリングが停止される原因になるだけでなく、求人検索結果から完全に削除されることがあります。
そもそも、法律に抵触するものや求職者に犯罪をそそのかすもの、他人の権利を侵害する内容を含んだものはNGですが、それ以外も以下の点に注意しましょう。

 

・求人情報にあたらないケース

Indeedに掲載できるのは求人情報のみです。そのため、求人情報ではないコンテンツを掲載しているとクローリングが停止される原因になります。たとえば、会社セミナーや合同企業説明会などのイベントの案内、研修や教育の案内、協力会社やフランチャイズの募集、一人親方募集、マルチ商法やネットワークビジネスへの勧誘をはじめ、治験や覆面調査の求人も、Indeedにおける求人情報には該当しません。
また、募集が終了している求人も放置しているとクローリングが停止される原因になるので注意しましょう。

 

・正確性や具体性に欠く求人情報

求職者を欺いたり、誤解を招く情報や具体性を欠いていたり、情報が不足している求人の掲載はNGです。
雇用主名として正式な商号や屋号以外の名称が表示されている場合や雇用主名が非公開となっているケースもクローリングの停止原因になります。Indeedは、職種名と仕事内容が詳細かつ正確で、適切な形式で記載されている求人を評価し、そうでない場合はクローリング停止原因になりかねません。

求人とは無関係な職種や企業情報ばかりをアピールする内容が占めてしまうと、クローリングが停止される原因になります。また、法令順守も必須です。就業時間や残業などの記載が法定労働時間を守られていない、賃金が各都道府県の最低賃金を満たしていない場合やポイント払いなど金銭以外で報酬が渡される求人もNGです。

 

・差別がある

人種や国籍、信条、性別、社会的身分、門地、従前の職業、労働組合の組合員であるなどを理由に差別的取扱をする求人が掲載されている場合や不適当な理由で応募を制限する表現があるとクローリングが停止される原因になります。たとえば、「日本人のみ」、「主婦歓迎」、「30歳以下限定」などと記載されているとクローリングが停止されることがあります。

 

・公序良俗に反するようなコンテンツがある

求人投稿に不快感を与えるコンテンツがあるとクローリングが停止される原因になります。わいせつな内容や性的な表現、蔑称的な表現や露骨な表現などはNGです。ガイドラインを順守しないケースをはじめ、ユーザーからの苦情が多い求人や迷惑求人と認められる場合は、求人掲載から削除されます。

 

・求職者に費用負担を求める内容

求職の過程で手数料を課してはならないという基準があります。たとえば、研修費を必須とするなどの場合、違法行為とみなされる可能性があり、クローリングが停止される原因になります。

 

・検索結果を操作するような行為

求人へのトラフィックを増やす目的で、検索結果を操作するような悪質または意図的な行為が判明すうると、求人表示率が低下するだけでなく、クローリングが停止される原因になります。

 

クローリングが停止された場合の対処法

求人情報は、随時更新されることや既存の求人の募集が終了し、新規の求人が増えていくなど、随時内容が変わっていくものです。そのため、クローリングを依頼した当初はクローリング条件を満たし、掲載基準を満たしていたとしても、いずれかの条件を欠くことや掲載基準に抵触してしまう場合もあるかもしれません。

もし、自社の求人がIndeedに表示されなくなるなど、クローリングが停止されたと感じたら、採用サイトやページの構成や仕様、情報を細かくチェックしましょう。差別的な表現を使ったり、賃金基準が違反していたり、1職種×1勤務地の基準を満たしていないなどがないか確認し、抵触するところがあれば改善しましょう。

 

まとめ

Indeedでクローリング依頼しても、条件を満たさないとクローリングされません。
求人情報は随時更新されるものなので、依頼当初はサイトの条件や求人情報の掲載条件を満たしていても、途中で満たさなくなることもあります。うっかりのミスや基準に抵触している認識がなくても、Indeedのクローラーに違反があるとみなされると、クローリングが停止される原因や掲載削除されるおそれがあります。

クローリングが停止された際や掲載されなくなった際には、クローリング条件や掲載条件、ガイドラインなどに抵触する部分はないか、しっかりと見直しをしましょう。大きな法令違反で信頼を損なえば別ですが、小さなミス程度なら改善することでクローリングが停止されないよう対処できます。

   

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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