【実体験】企業のYouTubeチャンネル登録者数が増える方法

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この記事のまとめ

今回は、マーケティング・経営戦略チャンネルを更新している当社の社長二宮さんへ「企業のYouTubeチャンネル登録者数が増える方法」についての実体験を聞き、チャンネル登録者数を増やすために行った施策についてまとめました。
人数の段階ごとの解説や、視聴者を増やす際気づいたこと・気をつけたことについての内容となっています。

YouTubeの動画配信をしていると、どうやってチャンネル登録者数を増やしていけばいいのか悩ましいですよね・・・。

特にビジネス系の内容を配信する動画は、登録者数が伸びにくいと言われています。

当社も奮闘中ですが、1年間配信を続けた結果、1500人以上の方にチャンネル登録していただきました。
現在(2023年初頭)では3000人以上の方に登録をしていただいてます。

その過程がどんなものだったのかをまとめました。

どうやってビジネス系チャンネルの登録者数を増やせばいいのかお悩みの企業さんや、お困りの方に参考となるのではないかと思います。

前回「【実体験】企業がYouTubeを1年間配信・活用して分かった7つのメリットでは、企業としてYouTubeチャンネルをはじめた理由や、YouTubeの配信を1年間続けてきて実感した7つのメリットについて紹介しましたので、こちらもあわせて、ぜひ読んでみてください。

(編集:桜井ゆかこ)

0からでも少なくても大丈夫!チャンネル登録者数を増やす施策

0からはじめるというのは大変だと思います。
チャンネル登録者数はどうやって増えていったのでしょうか?
登録者人数を段階に分けて解説していきます。

チャンネル登録者数0人から50人

基本的に、動画投稿の初期に視聴してくれるのは、友人や知人のみです。
ヒット作になる内容はどんなものか考えつつ、良い内容を発信して、知人、友人からの支持を集め、チャンネル登録者数50人程度を目指していきます。
あまり接点のない誰かが「YouTubeチャンネルはじめたんだ」と言っていても「へーそうなんだ」という感じでしょうが、もし、あなたの知人や友人が「YouTubeはじめた!」と教えてくれたら、どんなものか意外と気になるのではないでしょうか。
最初は恥ずかしい気持ちがあるかもしれませんが、積極的にはじめたことを周りに伝えていくことで、簡単にはサボれなくなり、続けていくモチベーションにもなります。

誰かが観てくれている意識によって、動画の内容も充実していくと思います。

そして、登録者数50人ほどになれば、閲覧者やYouTubeに対して、胡散臭くささのないチャンネルという印象を持たせることが出来ます。

この段階での動画投稿頻度は、1週間に1本前後でした。
最初は話すことにも編集作業にも慣れていないことが多いため、試行錯誤で多少時間がかかってしまうと思いますが、本数を重ねていくことでスムーズにできるようになります。
動画投稿を習慣化していきましょう。

チャンネル登録者数50人から100人

初期段階でチャンネル登録者数を増やすにあたり、2つの軸で進めていくことが重要です。

ひとつはTwitter、そして検索です。

チャンネルの認知度をあげて、より多くの人に観てもらうためには、他の媒体との連動が必要となります。特にTwitterが役に立ちます。

Twitterで告知!認知度アップ

TwitterはSNSのなかでも拡散力があり、うまくキーワードや内容を選定すれば、動画のターゲット層へ届けることが可能となるツールです。動画をアップしたら、ツイート内容を考えて、その情報が欲しそうな層に向け拡散に繋がるよう告知してみましょう。

YouTubeの検索窓を考える

検索については、YouTubeの検索窓でキーワードを打ち込んだ際、表示されるよう、動画の内容を考えていきます。

アクセルチャンネルの場合の一つの例としては、「独学」「中小企業診断士」と検索したときに表示されることを目指し配信しました。

一般的に、登録者数を増やすコツとして、「他の人気動画に表示される関連動画の一覧へ出るように」と言われがちです。しかし、動画投稿初期はなかなか表示させるのが難しいのが現状です。

それよりも先に、Twitterで拡散すること検索されたときに表示されることを目指したほうが、登録者数が増える近道だと感じました。

チャンネル登録者数100人から200、300人→800人へ

このあたりの段階で、動画を毎日更新へ切り替えました。

動画の内容としては、自社でノウハウがあったり、強みを持っていたりする話題について、他の投稿者が行っている動画を観て考えていきます。
特に、伸びている人気動画を参考に、何が要因なのか分析して自社チャンネルへ反映します。

また、現段階で目指すのが、この人気動画の関連に表示されることです。

加えて、このあたりでヒット作を出すことを狙います。

アクセルチャンネルのヒット作となったのは、中小企業診断士の合格者や受験者をターゲットにした動画でした。Twitterと連動させ、動画を観てほしい層へ情報を届けることで、だんだん登録者数が増えるスピードがあがっていく感触がありました。

800人くらいへ移行する過程で、自社チャンネルを、YouTubeが生きたチャンネルだと認識してくれるため、関連動画に表示されるなど露出の機会が増えてきます。

この辺で、取り扱う内容を“トレンド”へと移行します。
再生数や登録者数が少ないときには、トレンドを追ってもチャンネル自体がYouTubeに評価されていないため、あまり露出できません。

アクセルチャンネルでは300人から800人あたりの段階で、ちょうど感染症の影響が出始め、トレンドだった「withコロナ時代」「雇用調整助成金」についての動画を投稿したところ、これまでよりずっと多くの人に視聴してもらえるようになりました。

チャンネル登録者数800人から1000人

800人からは、1,000人に到達するぞ!というモチベーションで毎日更新を行いました。

動画の内容だけではなく、サムネイルやタイトルにこだわることで、動画の視聴数が増えてきます。伸びている動画がどんなサムネイルでどんなタイトルなのか分析してマネするのがおすすめです。

特にサムネイルは、非常に重要です。サムネイルのデザインよりは、サムネイルのテキストを重視して作成するのがコツです。

動画の系統にもよりますが、ビジネス系の視聴者はサムネイルがおしゃれなものより、タイトルを重視しして視聴する傾向があるからです。

アクセルチャンネルの例を挙げると下記の動画では、オシャレさよりパッと見でどういう内容を話しているか分かるようなサムネイルで、なおかつ「独学」という言葉が目立つように制作しています。

あわせて関連動画に表示させるために、タイトルも工夫します。

ちなみに、伸びる動画の傾向としては「やるべき」より「やってはいけない5つのこと」のような内容のほうが再生数が多くなる印象があります。

視聴者を増やす際、意識する指標として3点、視聴者維持率、インプレッション、クリック率というものがあります。

視聴者維持率とは、視聴者をどれだけ引き付けられているかを把握する目安になります。
例えば、10分の動画で視聴者維持率が50%であったら、全ての視聴者の視聴時間の平均が5分ということになります。

インプレッションとは、YouTube上に自社動画のサムネイルが表示された回数のことです。
インプレッション数は、自社動画がどれだけYouTubeにおすすめしてもらっているかという度合いとして解釈することができます。

クリック率が決まる大きな要因は、サムネイルとタイトルです。上記に書いたように、人気だったり伸びていたりする他の動画を参考に、分かりやすく、なおかつ伝わるものを作りましょう。

指標を見つつ、不足分を補ったり改善したりし、良い動画が並ぶチャンネルを作っていきます。

チャンネル登録者数1,000人に到達

1,000人に到達したことで、YouTubeチャンネルとして、ある程度地盤が固まったと判断し、動画投稿の優先順位を下げました。

毎日更新をやめ、動画に使っていた時間を本業へ注ぐことへ移行します。

優先順位は下げるものの、動画の生産力やクオリティは初期よりずっと高くなっているため、ジワジワと登録者数も増えていきます。
また、この時点で動画数はすでに200本程度になっているため、投稿済みのものを新規視聴者が観てくれることで、また登録者数が増えていきます。

チャンネル登録者数が増える施策のまとめ

 

初期段階は友人や知人に動画投稿をはじめたことを知らせ観てもらい、チャンネル登録者数を増やすことで、胡散臭くないチャンネルを目指します。
・動画投稿頻度 1週間に1本前後
・チャンネル登録者数0人から50人

 

Twitterで拡散、そして検索表示を意識し動画投稿をします。
・チャンネル登録者数50人から100人

 

毎日更新へ切り替え、人気動画の関連に表示されることを目指します。
800人くらいでYouTubeが生きたチャンネルだと認識してくれる感触が出てきます。このあたりで、取り扱う内容を“トレンド”へと移行します。
・チャンネル登録者数100人から200、300人→800人へ

 

サムネイルやタイトルにこだわり、伸びている動画を参考に制作していきます。サムネイルのデザインよりテキストに重きを置きます。
また、指標として視聴者維持率、インプレッション、クリック率の3点を意識します。
・チャンネル登録者数800人から1000人

 

1,000人に到達したところで、毎日更新をやめ、動画の優先順位を下げてできた時間を本業に力を注ぐことへ移行します。
すでに投稿数が200本程度になっていることもあり、登録者数はジワジワ増えています。

視聴者を増やす際気づいたこと・気をつけたこと

質問があるんですが、視聴者を増やす際に気づいたことや気をつけたことって何かありますか?

そうですね、実際に配信して分かったことや、もともと気をつけたこと2点を紹介します。

ウケる動画と仕事に繋がる動画は違った

再生回数が多い動画やウケた動画が直接仕事に繋がるわけではありませんでした。
人気動画は、人を集める役割を果たしてくれますが、そのおかげで受注に即繋がるというほど単純なものではないのです。

例えば、チャンネルを観て問い合わせしてくださったお客様がご覧になった動画は、それほど再生回数の多いものではありませんでした。しかし詳しく分かりやすく解説を行うことに努めた内容だったためか、その情報を熟知している印象を持ってもらうことができたのではないかと感じています。

再生回数が少ないかもしれないと思っても、誰かが必要としているはずだ、と感じた内容ならば次に繋がる動画になってくれます。

企業がやるYouTubeは、派手なことをする必要はない

施策の項目を読んでいただけたら分かると思いますが、YouTubeチャンネルだからと言って、派手なことを行う必要はありません。

派手なこと、面白いことをやらないと動画を観てもらえないんじゃ、と思うかもしれません。
しかし、例えばアクセルチャンネルのようなビジネス系の動画を観る需要に応えるには、その人にとって役立つかどうか、知りたい情報を教えてくれているか、分かりやすく解説してくれているか、発見があるかなど、話すこと・必要な時には図などを表示することだけで事足りるのです。

企業の動画として、技術を伝えたくて現場を配信することや、ブランディングの一環として企業風土に合った派手な企画をやりたい、という計画なら別ですが無理してはっちゃけた動画にする必要はないでしょう。

2つの気づいたこと・気をつけたこと

 

・ウケる動画と仕事に繋がる動画は違う

・企業がやるYouTubeは、派手なことをする必要はない

まとめ

この記事のまとめ

 

今回は、当社の社長二宮さんへ「企業のYouTubeチャンネル登録者数が増える方法」について、実体験を踏まえた方法を聞きしました。
チャンネル登録者数を増やすために行った施策について、人数の段階ごとの解説や、視聴者を増やす際気づいたこと・気をつけたこと2点についての内容となっています。

 

チャンネル登録者数が増える施策では、Twitterや検索で見つけてもらうことを意識しつつ、いずれ人気動画の関連に表示されることを目指し、だんだん登録者を伸ばしていく過程について書かれています。

また、企業のYouTubeは、派手なことを無理して行う必要はなく、誰かが必要としていそうな情報や発見を分かりやすく伝える内容で大丈夫だということが分かりました。

手探りで1から動画の配信をはじめるのは、かなり大変です。

しかし一方で、動画配信は、うまく活用できれば、企業の利益に繋がる大きなコンテンツとなる可能性を大いに秘めています。

アクセルパートナーズでは、1年間でチャンネル登録者数を0から1500人以上にした積み重ねがあります。

企業のYouTube発信にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

また、YouTubeだけでなくその企業さんに合った発信方法をご提案しますので、気になった方はお問い合わせください!

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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