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【短納期サービスで差別化を図る事例】をご紹介します!

  • 2020年11月08日
  • 著者今井志津

短納期化
生産現場でよく使われる言葉ですね。
・お客様に対して短納期対応するために、必要な在庫をもつ
・生産計画を正しく策定し、お客様の短納期要請にこたえる
などというように使われます。

短納期は生産現場だけに必要なのでしょうか。
製造業以外にも、あらゆる業種で納期があります。
顧客側になって考えてみましょう。
例えばAmazonで商品を購入した場合。注文後に、商品がはやく届けば届くほど、満足度が高まりますね。

今回の事例企業は製造業です。短納期生産という「サービス」を付加価値として提供し、他社と差別化をはかっています。
短納期」=「サービス」と捉えている社長の考え方がとても印象的でした。
早速、みていきたいとおもいます。

 

1.事例企業

事例企業A社は、空調設備のダクトに付属する吹き出し口等の製造・販売をする企業です。

~~経緯~~

もともと設備工事会社であったが、バブル崩壊後、業績が悪化し事実上倒産。
その後、再出発し、短納期サービスに目を付けている。
同業他社は受注から納品までに通常2週間程度要していたが、A社社長は「中2日の短納期」を掲げた。

 

当初は、
・生産効率があがらない
・時期により従業員の労働時間が100時間を超える
などの問題があったようです。
そこで、「従業員へのしわ寄せではなく、システムにより安定的に短納期サービスを実現できる生産体制の構築」に取組んでいます。

 

~~対応策~~

【①生産管理板や生産管理システムの導入】
生産管理板は、1時間あたりの生産目標や実績を記載するもの。目標値と実績値の差異分析ができそうですね。
これらにより、生産ラインごとの状況を管理できます。

【②市販会計ソフトを社内でカスタマイズして導入】
事務所の社員が、工場の生産状況を把握できるようになる。そのため、顧客からの生産状況や追加発注の可否などの問合せに対し、工場を通さずに回答できるようです。

【③生産ラインの効率化】
本社の移転・集約や新たな機械の導入など積極的な設備投資をおこない、また、従業員一人一人の多能工化をはかっています。

こうして、A社の強みである「受注から中2日での短納期生産」を実現し、業績の向上をはかっています。

事例企業の詳細はこちら[PDF形式:12,099KB]
(出所:2020年度中小企業白書 Ⅱ-59ページ)

 

2.自社に応用してみる

製造業以外でも、短納期化を実現するために試行錯誤している企業は多いのではないでしょうか。
事例企業A社を参考に、中小企業・小規模事業者でもおこなえることを考えてみます。

①作業時間の目標値と実績値を決めて、目標値よりも遅くなる原因を分析し、その差を埋めていきます。作業の経験値の高い人が、経験と勘で目標値を設定するのがよさそうですね。(経験見積法)

②ITの導入は欠かせません。ただ、性能のよいものを導入すればよい訳ではなく、作業者の能力もふまえた社内カスタマイズが大切なのだとおもいます。

③中小企業や小規模事業者では、人材不足が課題なことが多いです。そのため、1人1人の能力を高めて様々な仕事ができる“多能工”を育てることが大変重要です(多能工化)。個人の能力にはバラツキがあるので、それぞれにあわせて職務拡大や職務充実をおこなうことが必要になります。

 

3.まとめ

事例企業を読み、短納期化はIT関係や士業など成果物を作りだす企業にも関わりがあると感じました。

紹介ページに写真が掲載されていますが、従業員が「改善提案」に取組んでおり、「全員で改善する!」という一体感も大切ですね。
短納期対応に悩んでいるかたは、事例企業を参考に、自社でできることがないか「従業員全員」で取り組んでみてください。