社長に聞いた悩みと解消法!伸びる企業の採用・人事・経営の心がけ
- 2021年02月15日
二宮圭吾
この記事のまとめ
今回は、当社アクセルパートナーズという中小企業の社長である二宮さんに、“社長の悩み”や解消法、伸びる企業の採用・人事・経営の心がけなどについて聞きました。
こんにちは!
アクセルパートナーズのスタッフ桜井です。
皆さんには、悩みってありますか?
私は今日のおやつは何にしようなどと悩んでばかりの日々ですが、人の上に立つ社長さんや経営者さんの悩みともなると、ズシッとした問題がたくさんありそうだなあと想像する今日この頃です。
それに気づいたのも、アクセルパートナーズコラムにある以下の記事が、皆さんに読んでいただけているというのが分かったからなのです。
そこで今回、リアル社長には実際どんな悩みがあるのか、解消法はあるのか、当社の社長二宮さんに話を聞いてみました。
(編集:桜井ゆかこ)
目次
社長の悩みは固定費?






社長の悩み 固定費をなるべく増やしたくない
固定費とは?
固定費とは、売り上げの増減に関係なく一定に発生する費用のことです。
例えば、人件費、地代家賃、水道光熱費、リース料、減価償却費などが該当します。
固定費は売り上げが0でも否応なしにかかってくるため、経営者としてはなるべく抑えたい項目です。
その一方で、事業拡大などを図るために先行投資を行う場合、固定費が増加する可能性は高いです。宣伝して売り上げを伸ばそうとしたり、新たに人を採用したりすることを考えてみると想像しやすいのではないでしょうか。
こういった点で、「適切に先行投資したい」というのもひとつの悩みになるのかもしれません。

悩み解消には「計画」と「最悪の事態を想定」!
とはいえ、場当たり的に先行投資などを行っても、効果が出ることは滅多にありません。
また、売り上げが上がっていないもの、上がっていくか不確定なものに投資するのは勇気がいることです。
そこで重要になってくるのが、計画ありきの先行投資です。
計画に必要なものは色々ありますが、以下のものは確実に織り込んでいきましょう。
計画ありきの先行投資に必要なもの
目標を達成できるかどうかの客観的な実現性
計画をたてる素材となるデータや数値
世に求められているかのひとつの指針となる検索需要
それでも投資が実を結ぶかは確実ではなく、なかなか踏ん切りをつけるのが難しいと感じるかもしれません。
その際の対策としておすすめなのは、最悪の事態を考えるということです。
最悪の事態を想定
例えば、サラリーマンの場合、最低収入3か月分の貯金があれば、突然リストラされたり、仕事を辞めても、なんとか次の仕事が見つかるまでもつのではないかと思います。
企業の場合も、最悪の事態に陥ったとき、どの程度の期間ならもつのかラインを把握しておくのがおすすめです。
具体的には、売上が入ってこない場合、何か月なら持ちこたえられるかということです。
個人的には、半年~1年持ちこたえられる手持ち現金を用意しておくことが重要だと考えています。
最悪の状況に陥った際、銀行に借りることも視野に入れて、日ごろから節税や会社の税務状況を良くしておくことを意識しています。

そうやって腹をくくって事業を拡大したので、このコロナ禍でも順調に会社が成長しているという手ごたえがありますね。

人事、採用、そして経営のお話


人を雇うということに対する意識
今まで見てきた会社さんで、ぐんぐん成長している、上手く回っているというところは、職場の空気が良い印象があります。
当たり前のことのように思いますが、実際にその状態を作るのは意外と難しいことなのではないでしょうか。
企業のトップが、働いている従業員に対し「自分が好きな労働に専念するために仕事を手伝ってもらってる」というように考えているところは活気がある印象が強いです。
一方で「給料を払ってやっている、雇ってやっているんだ」という意識の場所は、人が離れやすいです。
考え方の違いだけでも企業の在り方が全然違ってくるのです。

採用は人手が不足してから行うのではワンテンポ遅い
採用も悩みどころのひとつなのではないでしょうか。今まで経験・実践して確信した持論ですが、採用は人手不足が起こってから行うのではワンテンポ遅いです。
採用から仕事を覚え職場に慣れるまでの期間としては、大体以下の通りくらいの期間がかかることが予想されます。
募集開始から大体仕事を覚えるまで
①募集開始~採用が決定するまで・・・2か月
②採用決定~入社・・・1か月
③入社から大体の仕事を覚えるまで・・・3~4か月(うち1か月は職場になじむ期間)
おおむね、半年程度は見積もったほうが良いでしょう。人手が十分足りているうちに計画的に前もって人員を確保し教育することで、余裕のある会社運営を行うことが出来るのです。
お金の流れをちゃんと知る
非常に重要なのが「お金の流れ」をちゃんと知っておくということです。この点をしっかり把握しておかないと、こんなに頑張っているのに赤字なんだけど!?という状況になりかねないのです。
お金のことは経理に任せているからではなく、財務のことをある程度、勉強しておくのがおすすめです。


超重要! 経営計画
経営計画とは?
経営計画とは、将来にわたって事業を継続させ、目標を達成するための行動計画のことです。
前述で、「場当たり的に先行投資などを行っても、効果が出ることは滅多にありません」と綴りました。
経営計画も同様で、行き当たりばったりにならないよう、自社のことを客観的にみて、市場を調査して、目標を定め達成するための方法を考えて、明確な計画をたてることが重要となってきます。
計画自体が歪んでいると、頑張っても赤字という状況になりかねません。そこでおすすめなのが、専門家と作るということです。専門知識はもちろん、人の力を借りることで、それまで視野が狭まっていたり、思い込んでいたり、自社の見えていなかったりする部分について、客観的な視点を得ることが出来ます。
それで、もっと中小企業さんが使いやすいような価格設計のものがあればな~と思って、作ったのが「売上こもん」なんですよね。





まとめ
今回のまとめ
今回は、当社の社長である二宮さんに“社長の悩み”や解消法、伸びる企業の採用・人事・経営の心がけについて聞きました。
悩みと言えば固定費ではないか、という話から悩みの解消法である「計画」と「最悪の事態を想定」について解説しています。
また、他に社長として大事に思っていることや、今まで見てきた伸びる会社の特徴など人事、採用、経営面から紹介しています。

あと、社長という存在について、ここに書けること書けないことを聞けたのが面白かったです。
編集後記




