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期待される女性活躍の推進 人手不足の中小企業がおこなうべき取組みの参考例~その1~

  • 2020年11月11日
  • 著者今井志津

女性活躍が叫ばれて久しい現在。人手不足の中小企業・小規模事業者は、女性や高齢者、外国人などの積極的な活用を促進されています。

今回は、女性が働きやすい環境をつくるためには、どのような取組みがあるのかみていきます。
女性と一言でいっても、ライフスタイルは多様化しており、
・キャリアを築きたい
・家庭とのバランスをとって働きたい
など、様々な働き方が考えられます。

自社の女性社員を思い浮かべながら、考えてみてくださいね。

1.概要

今回の事例企業は、精密板金加工業者です。
製造業ではめずらしく、従業員の約6割、管理職の約6割を女性が占め、女性が活躍する場を提供しています。

まず、事例企業の社長の想いを確認します。
年齢や職種にとらわれず、常に向上心をもって学習する姿勢を従業員に求めていて、「世界のだれにもできないことをしよう、世界一になろう」をスローガンに、社員とともにものづくりを極めたいと考えています。

創業当初の製造現場は、3K(きつい・汚い・危険)、職人、理系、男性社会というイメージも強く、人材確保が困難であったようです。
では、どのような取組みをおこなったのでしょうか。

 

2.徹底した実力主義

まず、ものづくりの経験や技術の有無、性別を問わない採用方針へ転換しました。
そして、次のような人事戦略をおこないます。

≪人事戦略≫

1)実力主義に基づく平等な評価の徹底

全従業員共通のスキルマップを導入・活用して、性別や年齢に関係ない平等な評価を徹底しています。

 

2)CADや検査技能の習得といったスキル取得など自発的な学びを推奨

職種に縛られないスキルの取得も評価の対象としています。
新しいスキルを取得するたびに、毎月昇給のチャンスが与えられます。

 

3)全従業員の多能工化(マルチスキル化)への取り組み

職域を限定しない、個人の適性に合わせたジョブローテーションを実施し、マルチスキル化による強い組織をつくっています。

 

このように、多様な人材に活躍の場を提供して、少人数での事業運営を可能にしています。
これらの取組みにより、次のような効果がでています。

≪効果≫

1)パート→正社員→役員に昇格した女性社員が存在します。このことが、育児休暇取得や時短勤務にかかわらず平等に評価される実例として、社員のモチベーション向上につながっています。

2)マルチスキル化が進んだことで、残業時間の削減に成功しています。

3)休暇も取りやすくなり、急な家庭の事情による早退や遅刻にも柔軟に対応できるようになりました。

 

3.職場環境の整備

職場環境を、ハード面とソフト面(制度面)から整備をしています。

【ハード面】

事務所の設計にあたり、白を基調とした内装にし、工場内の段差を低くするなど、女性の体格を考慮したデザインを心がけています。さらには、清潔感のあるトイレや更衣室にすることで、女性が働きやすい職場環境を整備しています。

 

【ソフト面】

・育児休業からの復職支援
・社内SNSを活用した残業時間の見える化
などに取り組むことで、ワーク・ライフ・バランスの向上を推進しています。

事例企業の詳細はこちら[PDF形式:8,770KB]
(出所:2020年中小企業白書Ⅰ-46ページ)

 

4.まとめ

3Kのイメージのある製造現場においても、さまざまな改善により、女性が約6割を占め、毎年5名程度の新卒採用を行う職場に生まれ変わることができるのですね。

女性がキレイな職場を好む気持ちはよく理解できます。
ハード面を整備するためには、資金も必要になります。すべての企業が同じように取り組むことは難しい場合もあるかもしれません。
ただ、ソフト面から改善するなど、打つ手はあるようにおもいます。自社の強みを作りだす従業員に長く働いてもらうために、働きやすい職場環境づくりをして、事業を継続させていきましょう。