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カオナシにならない、名前を奪われないための社員・企業の生存戦略

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顔や名前を出さないデメリット

社員として働いている人や下請け依存の会社様に多い傾向ですが、名前や自分の会社で検索したときに検索結果で全く出ないことが多いですが、これは結構危険です。 まず、個人レベルで言えば最近アクセルパートナーズで採用活動をしていますが、まずは名前で検索し、その後で記載のある実績を確認します。 (というか、そこで7割くらい見ます) 終身雇用・年功序列時代が長かったせいで、自分のキャリア・エンプロイアビリティといった個人の価値について考える人が少なかったことで、40代くらいで非常に大きな可能性の差が生まれているように見えます。 現在の日本では20代の人間が就職・転職する時に月収が100万円単位で変わる人はあまり多くないと思いますが、40代にもなると、「名前検索・実績」の段階で 「お断りorマネージャー採用」 と大きな差が生まれることが多いです。 また、会社であれば既存のサプライチェーンが毀損することで大口顧客の売上が激減した場合新規取引先を増やさなければいけないわけですが、いざ広告をかけたり新規営業をした時に相手が社名で検索した時にHPがなかなか出てこなかったり、魅力に欠ける内容だったりすると、いくら広告費用をたくさんかけたりHPをきれいにしても満足いく結果は得られません。 そのためNO NAMEで生き続けることのデメリットを意識頂くことが重要です。

名前・顔の価値を上げる方法

こちらについては色々方法や考え方が異なりますので、「私の一意見」として留めて頂ければと思います。 これはシンプルに 1.他の会社が見て価値がある 2.本業をとことん頑張り 3.web上に名前を刻むこと です。 順番に説明したいと思います。

1.他の会社が見て価値がある

まずは自社内だけでなく相手から見てそこそこ魅力ある仕事を選ぶことが重要です。 とはいえ「プログラミングだー」「動画編集だー」とブームに乗っかればいいわけではないと思います。 例えば、今後成長が見込みづらいタクシー運転手であっても 「東京の美味しい飲食店をニーズに合わせて完璧に案内できる」 といった付加価値を持っていれば様々な仕事に横展開することだってできるはずです。

2.本業をとことん頑張る

本業から完全にそれたものを極めてもキャリアの大きなレベルアップは難しいです。 前述のタクシー運転手の例えのように付加価値でも良いのでとことん本業を極めることが1番の近道かと思います。 ただ、 「今の仕事は今後先細りするから未来がない」 「同じ仕事はもうしたくない」 といった声をよく聞きます。 その場合であっても1つの大きな強みがあると、その強みを使って優秀な人たちに会うことができる機会が増えます。 前述のタクシー運転手の例だと、飲食店のコーディネートノウハウで多くの社長と友達になった上で営業職に転職することができれば ・社長の友達が多い ・飲食店にめちゃくちゃ強い という2つの強みを活かしてトップセールスになれるかもしれませんし、 この2つがあれば、まあまあなんでもできます。 私の場合web広告についてある程度の専門性と実績を持ち、ちょこちょこノウハウを提供することで飲みにいく友達の質を高めることができます。 その上で、新しく出会った人とwebに関係ない仕事を起こすこともできます。 (今の所web大好きなのでその予定はあまりありませんが)

3.web上に名前を刻むこと

ある程度価値を高めていってもwebで人名を検索した時に何も出てこないようですと、やはり信頼が乏しくなります。 そうなると、どうしてもindeedなどの求人サイトに記載されている一般的な月給に留まってしまいます。 とにかく、会社のサービスや実績、イベント、ブログなどでとにかく隙あれば名前を入れさせてもらうことをオススメします。 また独自ドメインで本名でブログを運営したりtwitterやYOUTUBEを更新していくこともオススメです。

会社に禁止されている場合

どうしても会社に禁止されていてできない場合もハンドルネームでブログやtwitterを育てていくことをオススメします。 万一転職したくなった時にブログであれば退職後に名前を本名にしたとしてもSEOが下がることは今の所考えづらいです。 逆に顔と名前、実績、資格などを明らかにすることでアクセスが上がる可能性の方が高いです。 退職した後でブログを開設したところでアクセスが伸びるのに半年以上はかかってしまいますので、退職した後では間に合いません。 twitterについても同様で、熱心に育ててきたアカウントで 「訳あって会社を退職して実名・顔出しアカウントにしました。これからもフォローよろしくお願いします」 とつぶやくことで今までのフォロワーさんが応援してくれます。 逆に退職して独立した後でアカウント開設しても正直あまり応援してもらえません。 辞める前から仲良くて相談してくれた人にはこちらから喜んでサービスを買ったり仕事や人を紹介することはありますが、 やめた後「独立したので仲良くしましょう」と言われて営業されても避けてしまうのが人間の真理ですので順番はすごい重要です。

企業は社員の名前出しを容認すべきか

こちらについては業界などによりますので一概には言えませんが、弊社の場合大賛成です。 ヘッドハンティングが横行する一部業界や会社は少し規制する必要があるかもしれません。 (ただし、そもそもヘッドハンティングされる会社は名前出しを禁止しても社員さんたちの転職市場での価値が高く、名前出しを規制しても問題解決はできない可能性が高いです。) では、なぜ多くの会社は容認すべきなのか書きたいと思います。 理由は、仕事の頑張りが自身のキャリアアップに繋がることでモチベーション向上に繋がり、業績が上がるからです。 キャリアアップというと転職と一括りに考える方が多いですが会社が成長することで社員が社内でキャリアアップできるようにすることこそがあるべき姿なのかと思います。 また、キャリアアップに当たって自社での実現が困難なのであれば、辞めていく人間に対して 「おめでとう!!」 と心から想うのがこれからの時代であるべき会社・上司なのかと思います。 名前を奪い、エンプロイアビリティを高めずに低賃金で社内に留めておく時代は終焉しましたので会社は生き残るための意識変革が必要です。 いかがでしょうか? ・コロナ ・終身雇用・年功序列崩壊 ・超高齢社会 と激動の2020年代ですが、名前と顔は失わないようにしましょう!!]]>

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。

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