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従業員のやる気をアップ!人事戦略の基本「衛生要因・動機づけ要因」とは

  • 2020年09月06日
  • 著者今井志津

ポストコロナの時代においては、業種によっても業績への明暗がわかれています。
そんな中、中小企業においては、ここぞとばかりに積極的に人材採用をおこなっている企業があります。

近年、人手不足により採用で苦戦を強いられてきた中小企業ですが、優秀な人材を採用できる絶好のチャンスとのこと。

せっかく採用できた優秀な人材にながく働いてもらうためにも、人事戦略を考えることが大切です。
基本的には、「モラールの向上」と「能力の向上」という2つの視点で考えます。

そこで今回は、「モラールの向上」の視点からみていきます。

 

1.モラールの向上

モラール(morale:やる気、士気)と似たことばに、モラル(moral:道徳)があります。
私もはじめてモラールと聞いたときには、「モラル(moral)では?」とおもいました。
モラール(morale)の話です。

企業で働く従業員にとって、賃金は生活の糧であり、働く意欲を引きだすために重要なものです。
しかし、従業員の働く意欲を引きだすものは、賃金だけではありません。仕事をやり遂げる達成感や充実感なども、働く意欲につながります。

したがって、人材を採用した企業は、従業員の仕事への意欲を引きだす観点から、どうしたら仕事のやりがいを高めていくのかを考えていくことが重要です。
つまり、モラールを向上させる方法を考えます。

従業員を動機づけて、モラールを向上させる理論があります。
アメリカの臨床心理学者、ハーズバーグが提唱した「動機づけ・衛生理論」です。
「衛生要因」「動機づけ要因」とは、なんでしょうか。

 

2.衛生要因

衛生要因とは、不満足をもたらす要因といわれます。
不足すると従業員は不満足を感じるものの、満たされてもモラールの向上にはつながらない要因のことです。

具体的には、
給与
会社の方針
監督
作業条件
会社での人間関係
などがあります。

たとえば、昇給をしても、不満が解消するだけで、やる気がアップする訳ではない、ということです。

 

3.動機づけ要因

動機づけ要因とは、満足をもたらす要因といわれます。
仕事のやりがいや達成感をあたえて、仕事の満足感をもたらす要因のことです。

具体的には、
仕事そのもの
達成
承認
責任
昇進
などがあります。

たとえば、仕事でできることを増やしたり、チャレンジできる仕事の機会をあたえて、「仕事そのもの」にやりがいをもたせることで、やる気アップにつなげる、ということです。

 

4.失敗事例

とある小規模事業者の話。
経営者は、新たなサービスをはじめるために、丸一日かけて従業員全員に資格を取らせることにしました。
受講費用は全額会社負担です。ところが、その日の給与は無給にしようと…。

従業員の「能力の向上」を図るために、資格取得といった有効な施策をしています。にもかかわらず、「モラールの向上」のために「不満を解消する要因」である給与を無給にしてしまうとは…。従業員の不満をうみだし、矛盾してしまいますね。

労働基準法としても問題はあるとおもいますが、人事戦略を考えるうえでも問題です。
中小企業・小規模事業者では起こりがちかもしれませんので、注意が必要ですね。

 

5.まとめ

「衛生要因」の不満足を解消したうえで、「動機づけ要因」にアプローチしていくことが、人材を確保するうえで大切になります。

中小企業が、これらの取組みをおこなう効果は、
従業員の定着率の向上
生産性の向上
顧客満足度の向上
につながることです。

以上のことをふまえて人事戦略をかんがえ、自社の強みの源泉となる従業員を育てていきましょう。