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飲食店の資金繰り改善VOL1「広告費削減」

  • 2020年03月02日
  • 著者YH

「広告費を削るのが怖い」

多くの飲食店経営者がそうおっしゃいます。私は経営者にアドバイスする立場ですが、同じく怖いです。もしアドバイス通りに広告費を削減した結果、売上が減少してしまったら・・・と考えると不安になります。一般的には「飲食店の広告費は売上の5%以内に収めるべき」と言われていますが、立地や業態次第ですよね。

一方で、月20万円、年間240万円の広告費を3店舗で使えば年間720万円になります。営業利益率が5%とした場合、1億4400万円の売上が生み出す利益と同じ額であり、無駄があるなら削減したいというのがホンネでしょう。

では、どうすれば広告費削減に前向きに取り組めるのか?

答えは、「自分のお店の現状を知ること」です。ある居酒屋さんを例にして説明します。

1.居酒屋の広告効果事例

上記はあるWEB広告媒体の一年の実績のまとめです。(集計結果についてはここでは伏せてあります)集計する情報次第で様々な分析ができますが、今回のテーマである「広告費削減」のポイントだけ抜き出したものがこれです。

・TOPPV数→お店のトップページが見られた回数。

グラフ化するとこうなります。

掲載課金のWEB広告は、「高額プランにする→上位表示される→たくさんの人にタップされる(TOPPV数が増える)→たくさんの予約を獲得できる」というロジックで成り立っています。

ですが、グラフを見て違和感を覚えませんか?広告費をかければかけるほどTOPPV数が増えるのであれば、オレンジ色のグラフとTOPPV数は連動して動くはずです。下の青色の点線グラフがそのイメージです。(1月起点の場合)

しかし実際はそうはなっていません。2月・3月は広告費を落としてもTOPPV数は高く、10月は広告費を最も増やしたのにTOPPV数は年間で最低です。なぜこうなっているのか?理由は2つ考えられます。

 

2.広告費と効果が連動しない理由

a.季節需要

例えば2月・3月は送別会、11月・12月は忘年会の需要でTOPPV数が伸びます。閲覧する人数・回数自体が多くなるためです。

b.過剰投資

2月の広告費は年間を通して最低ですが、しっかりとTOPPV数を獲得できています。おそらく下の図のような状態になっていると考えられます。

広告費を増やすと、TOPPV数も増えていきますが、ある程度のところで限界が来ます。「最適コスト」以上に広告費を増やしてもお店のページへの流入が見込めないので過剰投資になってしまいます。最適コストがいくらなのかはわかりませんが、少なくとも1ヶ月当りの広告費を27万円までとしても、TOPPV数の獲得には影響はなさそうです。

ここまで見えてこれば、自信を持って広告費削減に踏み切ることができるはずです。

 

3.オススメしたいこと

ということで、飲食店経営者の皆さんにオススメしたいことをまとめました!

a.「現状把握」

冒頭でもお伝えした通り、まずは自分のお店の現状把握から!広告媒体によっては依頼すればエクセルデータでレポートをもらえます。まずは、この記事の2つの項目だけでいいので計測してみて下さい。感覚と実績は意外とズレているものです、思わぬお宝が眠っているかもしれませんよ!

 

b.「少しずつ始める」

とはいえ、「今既に最適コストかもしれない」と思う方もいらっしゃるでしょう。おっしゃる通りです。なので、一店舗だけ、1・2ヶ月だけ試してみるのをオススメします。広告プランを下げた結果、(季節需要を加味しても)明らかにTOPPV数が下がるのならば元のプランに戻せばいいでしょう。「半年間まとめてのプランだと割引がーっ」て営業されると思いますが、少しだけ実験してみることをオススメします。

 

4.まとめ

広告改善には色々な施策がありますし、経営改善という視点で言えばごく一部に過ぎません。なぜ敢えてこのテーマを選んだかと言うと、コロナウイルスの影響で飲食店の売上が減少し、資金繰りに困っている経営者の方がいらっしゃるからです。固定費は売上が減少しても発生する費用ですが、広告費は家賃や社員人件費と違い、コントロール可能です。とはいえ、売上が減少している状態で、広告費を削りましょう!と言われても怖くて実行できないでしょう。ですから、まずはお店の状況を把握し、冷静になることが大切です。緊急時、固定費の削減は資金繰り改善に最も有効な手段の一つです。私たちは「ビジネスにワクワクを」をモットーに活動していますが、倒産してしまっては夢も見られませんものね。次回以降も「即効性のある資金繰り改善」をテーマにしたいと思います。