愛知県の中小企業へテレワーク導入などIT支援制度をご紹介します!

  • 担当:今井志津
  • 投稿日:2020年04月14日
東京都内の中小企業で、テレワークを実施しているのは26%にとどまっているそうです。 実施できていない企業の課題は、 ①42.3%…「社内体制が整っていない」 ②31.7%…「パソコンなどの機器や通信環境が十分でない」 ③21.7%…「セキュリティ上の不安がある」 と続いています。 参考記事「NHK NEWS WEB:テレワーク 中小企業での実施は26%にとどまる 東京都内(2020年4月12日)」 愛知県内の中小企業のみなさまは、いかがでしょうか。 休業要請が出たときの対策としてはもちろんのこと、コロナショック後のアフターコロナの時代に、人口減少がますます進み、人手不足への対応策としても、今から準備しておくメリットはあるとおもいます。 テレワーク導入など、IT関連の支援制度には、どのようなものがあるのでしょうか。 いくつかあげてみますので、自社に使えるものがないかどうか、確認してみてください。  

1.IT導入支援策

「ITツールや設備を導入したい!」 ITツールやIT器具・備品の導入に活用できる、補助金や融資によるサポートを行ってくれます。

ITの導入資金を提供します

■ サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金)

ITツール(ソフトウェア、サービス等)を導入しようとしている中小企業・小規模事業者等に対して、導入費用の一部を補助する制度です。 ITツールや、国の補助金申請等の手続きに詳しくない方でも、IT導入支援事業者がITツールの説明や、導入・運用方法等のサポートする制度です。 IT導入補助金事務局ホームページ ※令和2年度補正予算案は後日公開  

lTを活用するための設備投資等を支援します

■ lT設備導入に関する税制優遇措置

中小企業等が一定の器具・備品(パソコン、デジタル複合機等) やソフトウェア等を導入したときに、特別償却や税額控除などの適用が受けられる制度です。 【中小企業経営強化税制】 中小企業庁 技術・経営革新課 【中小企業投資促進税制】 中小企業税制サポートセンター  

■ 日本政策金融公庫の特別利率による融資制度

ITを活用した事業をおこなうときに、日本政策金融公庫の融資が受けられる制度です。 日本政策金融公庫 全国各店舗  

2.IT導入計画の策定支援

「IT導入について、だれかに相談したい!」 IT導入計画の策定支援をおこなう専門家を派遣し、IT導入や運用を支援してくれます。

専門的な知識や経験をもつ専門家が、IT導入計画の策定を支援してくれます

■ 戦略的CIO育成支援事業

高度なITスキルをもつ専門家を派遣し、ITを活用した課題解決やIT導入の検討、実際のIT導入・運用などに対してアドバイスをおこなうとともに、企業内のCIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)候補者の育成を支援する制度です。 中小企業基盤整備機構 経営支援部 企業支援課  

■ IT経営簡易診断

IT経営簡易診断では、専門家との3回の面談を通して、経営課題・業務課題を全体最適の視点から整理・見える化し、相談者にあったIT活用の可能性を無料で提案する制度です。 1)顧客対応、営業支援業務(フロント業務) 2)総務、会計、人事、労務、在庫、物流等の間接業務(バックオフィス業務) などに課題がある中小企業等が対象となります。 中小企業基盤整備機構 経営支援部 企業支援課  

■ ミラサポ専門家派遣

よろず支援拠点や地域プラットフォーム (地域PF)が、個々の中小企業の経営課題に応じた専門家を派遣します。 ITにおいては、ITを活用した経営戦略の策定からIT導入に至るまで、さまざまなステージの取り組みを専門的見地から支援する制度です。 ミラサポHP  

ITの導入を支援します

■ 認定情報処理支援機関(スマートSMEサポーター)

スマートSMEサポーターは、中小企業(SME)の生産性向上に役立つ最適なITツールを提供し、ITの利活用に係るアドバイスや情報提供等をおこなう者として認定された支援機関です。 中小企業などが使いやすいITツールの開発を促すとともに、ITベンダーやITツールを選定するために必要な情報を取得するための支援をします。 スマートSMEサポーター検索ページ  

IoTやロボット、データ連携システムの導入を支援します

■ スマートものづくり応援ツール・レシピ、IoTユースケースオンラインマップ

中小企業がIoTを活用するにあたっての活用事例や、役立つIoTツール等を集め、ホームページで公表しています。 <スマートものづくり応援ツール・レシピ> 製造業の中小企業が、より簡単に低コストで使える、既存のアプリケーション等のツール・レシピ(ツールを組み合わせたソリューション)情報を取りまとめ、公表しています <IoTユースケースオンラインマップ> 日本全国やドイツ、フランスのIoT活用事例を収集し、事例情報や問い合わせ先情報を地図上で表示した「IoTユースケースオンラインマップ」を公表しています 掲載ホームページ (ロボット革命イニシアティブ協議会ホームページ)  

■ 中小企業共通EDI標準

これまで中小企業は、受発注業務などで取引先の個別の都合で、異なる受発注手順により非効率な業務運営を強いられていました。これを改善するために、「企業間データ連携調査事業」にて「中小企業共通EDI標準」の仕様を定め、関連資料を公表しています。 <中小企業共通EDI標準仕様> 掲載ホームページ(ITコーディネータ協会ホームページ) <中小企業共通EDI標準に対応した受発注システムの導入相談等> つなぐITコンソーシアム  

ITに役立つ情報を提供します

■ ITプラットフォーム「ここからアプリ」

独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営するwebサイトです。 中小企業が抱える生産性向上に関する経営課題を、IT活用により解決に導くためのクラウドサービス、支援施策、導入事例、支援者に活用いただけるツール等を紹介しています。 中小企業基盤整備機構「ここからアプリ」  

■ テレワークマネージャー相談事業

働き方改革やテレワークの導入を検討する企業・団体に、企業・地方公共団体等の働き方改革の導入実績を持つ専門家(テレワークマネージャー)を無料で派遣し、テレワークの導入を支援する制度です。 テレワークマネージャー相談事業  

■ 地方版IoT推進ラボ

地域課題の解決等に導く、IoTプロジェクト創出のための取組を「地方版IoT推進ラボ」として選定し、メンターの派遣等により、その活動や地域間のネットワーク構築を支援します。2020年2月現在、全国101地域が選定されています。 地方版IoT推進ラボポータルサイト  

3.情報セキュリティ対策支援

「自社の情報セキュリティは大丈夫?」 情報セキュリティに対する、意識の向上や対策の実施に取り組む中小企業を支援してくれます。

■ SECURITY ACTION

中小企業自らが情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言し、それらの実践を促すことで、中小企業におけるセキュリティ意識の向上と対策実施を促進します。 情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言した中小企業に対して、2段階の取り組み目標に応じたロゴマークを提供します。 パンフレット、名刺、ウェブサイト等に表示することで、中小企業の取り組みのPRにつながります。また、取り組み目標を宣言した中小企業を、ホームページで公表しています。 SECURITY ACTION申込サイト 以上のように、ITの利用につなげるための、多くの支援制度があります。 中小企業庁の発行している、以下の資料もご参照ください。 「ゼロから始める!中小企業向け支援制度(令和2年3月発行)(P.17~)」 自社で使えるものが見つかったら、ぜひ活用してみてください。  

4.愛知県の支援策

愛知県においても、ホームページでさまざまな対策を紹介しています。 「新型コロナウイルス感染症対策として『テレワーク』の活用をご検討ください!」 ・はじめてテレワーク導入を検討する企業向け「はじめてのテレワーク(テレワーク導入マニュアル)」【愛知県作成】 ・テレワーク導入に関する助成金 ・テレワークに関する相談窓口 ・BCP(事業継続)対策としてのテレワーク導入事例の紹介 ・テレワークに関する労務管理 などが掲載されています。 愛知県内の企業のかたは、ぜひ参考にしてみてください。  

5.まとめ

中小企業において、テレワークを導入する際の課題になっている、社内体制の整備・ハードの整備・セキュリティ確保。 特に、ITに詳しくないひとにとっては、何から取り組めばよいのかわからず、導入へのハードルが高いとおもいます。 以上にあげたように、公的機関では、テレワーク導入以外にもさまざまなIT関係の支援制度を用意しています。 中小企業のみなさまも、安心して相談できるのではないでしょうか。 自分でおこなうことがむずかしい場合は、ぜひ外部の支援を活用してみてください。 今後、ITをうまく活用して、自社の生産性や売上の向上にもつなげていただければとおもいます。 これからも、みなさまのお役に立てる情報を、発信していきたいとおもいます。