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アフターワクチン時代に必要な経営戦略

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この記事のまとめ

 

今回は、ワクチン接種率が高まってきたあとの状況で、どのような経営戦略を行うのがポイントなのかについてご紹介します。
アフターワクチン下の傾向、それに合わせた戦略、重要なポイントについて解説しています。

 

こんにちは!
アクセルパートナーズのスタッフ桜井です。

新型コロナウイルス感染症によって、社会に様々な変容が起こりました。
時短営業や休業要請、テレワークの推進などで、急激な変化を余儀なくされた企業さんも多いのではないでしょうか。

今回はワクチン接種が進みつつある今、アフターコロナならぬ、アフターワクチンの時代に必要な経営戦略について、当社の社長二宮さんに聞きました。

アクセルパートナーズでは、コロナ禍で重要性がより増しているWEB広告の支援や、コロナの影響を受けた事業主さんが新たに事業を再構築するための補助金の申請支援を行っています。
様々な企業さんのコロナへの対応をそばで見てきたその経験をもとに、アフターワクチンの経営戦略についてご紹介していきます。

(編集:桜井ゆかこ)

1.アフターワクチンの状況

今回のテーマは「アフターワクチンの経営戦略」です。ワクチン接種率が高まってきて、規制緩和などが議論されていますが、企業さんや事業主さんは今後、どんな戦略を行っていけばいいのでしょうか

今後、感染者数などは山あり谷ありを繰り返していくのではないかと見ています。その波に合わせた戦略を取るのが重要です

山あり谷あり、ですか・・・

ワクチン接種率が高くなったとしても、おそらく感染者数は規制緩和後に増えて、規制後に減るという動きになるのではないかと思っています。
とはいえ、感染者数が減る谷の期間は徐々に長くなっていく傾向になるのではないでしょうか。
ということで次に時期別の対処法について簡単に紹介します

アフターワクチン後の山と谷

アフターワクチン後の山と谷

 

▲山のとき
→感染者数が増え、緊急事態宣言などが出る状況
▽谷のとき
→収束し、感染者数などが減少し落ち着いている状況

山のときは公的な支援を活用しつつ、谷に向けて利益をちゃんと確保できる体制を整え準備し、谷のときに積極的に売上を上げていくという戦略を取るのが重要です

なるほど。具体的には何を行えばいいのでしょうか?

では詳しく解説していきます!

2.アフターワクチン経営戦略ポイント3つ

ポイントは、人材採用・育成、WEB広告の利用、専門家の活用の3点です

アフターワクチン経営戦略ポイント3つ

 

①人材採用・育成
②WEB広告の利用
③専門家の活用

 

上記にある通り、山のときは公的な支援を活用しつつ、谷に向けて利益をちゃんと確保できる体制を整え準備するという戦略がおすすめです。
その、谷に向けての体制を整える準備に人材採用・育成、WEB広告の利用、専門家の活用を行います。
そして、谷となったときに前もって整えた体制で、積極的に売上を上げていきます。

また、感染者数などが増加し緊急事態宣言などが出てしまった山のときは、業種によっては休業や時短要請が行われ、売り上げが激減してしまう事業者さんもいらっしゃると思います。そんなときは、助成金・交付金など公共の支援を適切に活用し乗り切ります。

山と谷に合わせて極力費用をコントロールできるようにすることが重要です。
売上が大きく上下する場合は、固定費を変動費化したうえで山の時に変動費を下げ、谷の時に変動費をあげれるようにするのです。

では、山の時期、谷の時期に分けて詳しく解説していきます

3.山の時の戦略(制限が強め)

感染状況が悪化するなどし、規制が強く敷かれている山の時期には以下の戦略をとるのがおすすめです

山の時期の戦略

 

最大限助成金・給付金などを活用
経費を最大限抑える
気軽に出したり止めたりできるweb広告を活用、山の時は広告宣伝費は停止・減額
残業を制限
アルバイト人件費を減らす
内製化
谷に備えた準備
谷に備えた人材採用や人材育成
谷に備えてSNSの更新

 

4.谷の時の戦略(規制緩和)

感染状況などが落ち着いてきて、経済活動が活発化してきた谷の時期は以下の通りです

谷の時期の戦略

 

谷になったら広告宣伝などの投資を思いっきり強化
山の時に採用した人材が活躍

 

山、谷では、メリハリが必要です。そのメリハリをつけるためにも、前述したような3つのポイントが重要になってきます。

アフターワクチン経営戦略ポイント3つ

 

①人材採用・育成
②WEB広告の利用
③専門家の活用

 

ではそれぞれ詳しく解説していきます!

①人材採用・育成を行う

採用や育成にはある程度の時間がかかります。積極的に売り上げをあげたいタームへ入る前に、事前に準備をしておくのがおすすめです。

採用については以下のコラムに詳しく書きました。
このコラムは全5回なのですが、下記にリンクを貼った第5回目は全体のまとめとなっています。
ざっと読んでいただいて、気になった内容があればぜひ詳細をご覧ください。以下で内容をかいつまんで紹介します。

【実践済・採用成功のコツ4】中小企業向け定着率を高める3つの採用ポイント

 

【まとめ】中小企業向け求人から採用までの流れ

 

1.採用全般の導入編
中小企業向けの効率良く採用に成功するコスパの良い求人募集として、求人検索エンジンを使った募集方法をおすすめしています。
2.求人票+書類選考編
自社にマッチした働き手と出会える求人票の作り方として、キーワードの厳選と3つの不安の解消を紹介しています。
書類選考は、最小限&スピーディーがポイントです。
3.面接編
超重要な面接の心得として優秀な人材を取るための、自社のプレゼンテーションでもあることと面接内容の2軸を含め中小企業が採用を成功させるコツを紹介しています。
4.採用編
入社後の定着率を高める採用のポイントとして、マッチ具合チェック、正確な実力チェック、面接から採用のスパンは早くの3つについて書いています。

当社では、クライアントから求人情報の作成や発信を任されたり、自社でも最近活発に採用を行っています。最近では、Indeedの認定パートナーとして様々な企業さんの支援も行っています。
その実体験で蓄積したノウハウをもとに記事を作成していますので、ぜひご覧ください

これまでイメージしていた採用方法とは違っていて、新鮮でした。
そして、次の取り組みは、WEB広告の強化があげられています

②WEB広告の強化を行う

広告には色んな種類がありますが、特にWEB広告は非常に柔軟な運用ができる広告のため、コロナ禍においてとても有用な方法です。

例えば、新聞に広告を出稿する場合を考えてみます。その広告が来店を促すためのものだったとして、もしその出稿期間が緊急事態宣言に被ってしまったらどうでしょうか。
思ったような効果が出ず、直前だと差し止めるのも難しいため広告費が無駄になるかもしれません。

一方、WEB広告のなかでも代表的なリスティング広告の場合はどうでしょうか。
リスティング広告の場合、即日出稿を止めることができるため、無駄な広告費を使わなくて済みます。他にも以下のようなメリットがあります。

リスティング広告のメリット

 

広告の表示だけでは料金がかからない(1クリックあたりの単価を自由に設定可能)
開始日、終了日だけでなく、配信時間帯を決めることができる
配信地域を市町村単位で絞ることが可能
デバイスを絞って配信できる
アクセスした人数や注文をした数や流入経路を把握することができる

 

リスティング広告の運用は、マーケティングの知識などが必要となってくるため運用者によって成果が大きく変わってきます。
次の項目にも繋がりますが、専門家を入れるのがおすすめな分野です。
プロに任せることで、事業主さん自身がどの時期に広告を打てば効果が出るのか悩まずにすむため、経営者の方は事業に専念することができます。

WEB広告を含むWebマーケティングについて、以下の記事で詳しく解説していますので、ご興味のある方はあわせてご覧ください。

https://www.listing-partners.com/column/btob-web-marketing/

③専門家の活用

顧問のような、士業やコンサルタントなど高度な専門性を持つ外部の人材、専門家を入れるのもおすすめです。
顧問とは、各分野の専門的な知識や経験を活かして、企業経営や事業成長のための補佐や指導助言を行う存在です。

人材採用やマーケティング、広告運用はトータルで経営戦略を立てたほうが効果的なことが多いため、そういった知識を持つ専門家に気軽に相談できる体制を整えることで、経営者は事業に注力することが出来ます。

また、特に感染者数が増加している山の時期には、緊急事態宣言などの発令によって、休業や時短要請が行われます。その一方で、事業や経営を支援するために補助金、助成金、給付金などの公募が行われます。
情報収集や申請書、計画書の作成は専門家に任せ、経営者は事業に時間を使う方が効率的です。

以下の記事では、事業をはじめたり、設備を導入したり、ITを活用する際におすすめの補助金についてご紹介していますので、気になる方はご覧ください。

【中小企業向け】おすすめの事業再構築補助金について解説します!

様々な状況に柔軟に対応できるように、前もって準備していきたいです

5.まとめ

今回のまとめ

 

今回は、ワクチン接種率が高まってきたあとの状況で、どのような経営戦略を行うのがポイントなのかについてご紹介しました。

 

アフターワクチン下では、感染者数など山あり谷ありを繰り返し、緊急事態宣言などが出る状況と規制緩和している状況が繰り返されるのではないか、というところから戦略を考えています。

 

戦略として、山のときは公的な支援を活用しつつ、谷に向けて利益をちゃんと確保できる体制を整え準備し、谷のときに積極的に売上を上げていくことが重要です。
ポイントとしては以下の3点です。

 

【アフターワクチン経営戦略ポイント3つ】
人材採用・育成
WEB広告の利用
専門家の活用

 

これまでネットでの人材採用やWEB広告の出稿を行ってこなかった会社さんが自分で1からはじめるのは大変だと思います。あるいは、頼んでみたことがあるけれど効果が出なかったという会社さんもいらっしゃるかもしれません。その会社さんの状況をしっかり分析し、寄り添った施策を打つことで、違った結果が出る可能性は高いです。

アクセルパートナーズは、様々な企業さんの支援を行い、特にWebで成果を出している実績があります。

「アフターコロナ」で企業の経営に悩んでいる、あるいは不安に思われている際には、お問い合わせよりお気軽にご連絡ください!

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。

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