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2代目・3代目経営者にありがち?組織変更するまえに考えたい!「組織は戦略に従う」とは

  • 2020年08月30日
  • 著者今井志津

2代目、3代目の経営者へ交代する際にありがちな「組織」変更。
自分のカラーを強調したいあまり、先に「組織」からかえてしまいます。
結果、組織に混乱をもたらし、元に戻すハメに…。

私自身も経験があります。
事業部制組織から機能別組織へ、そしてふたたび事業部制組織へもどりました。

そこで、「組織」を構築する際に、知っておくべき知識をご紹介します。

 

1.「組織は戦略に従う」

企業が存続し、成長を続けていくためには、経営戦略と組織が相互に整合性をもっていなければなりません。

チャンドラー(Chandler,A.D.Jr)の有名な命題である、「組織は戦略に従う」。

企業は、現在置かれている環境にあわせて、自社の経営戦略を決めます。そして、その経営戦略にあわせた組織づくりをすることで、経営戦略を実現していくのです。
したがって、自社の業績が悪化したときには、まずは戦略を疑う。そして、戦略に従って、どの組織をつかうかを考えるべきということです。

 

2.組織構造の種類

企業の組織構造の代表的なものとして、「機能別組織」「事業部制組織」「マトリックス組織」の3種類があります。
それぞれ、どのような特徴があるのか確認します。

① 機能別組織

機能別組織とは、製造・営業・開発・購買・総務など、機能ごとに分けた組織のことです。
製造部・営業部・開発部などのように、機能の名称で構成されています。

 

② 事業部制組織

事業部制組織とは、製品・サービス、地域、顧客などの基準で事業部に分け、トップマネジメントのもとに編成される組織のことです。
事業部単位で権限をもつため、各事業部は独立会社のように運営されます。

 

③ マトリックス組織

マトリックス組織とは、機能別組織と事業部制組織を組みあわせた組織のことです。横断型組織ともいわれます。
組織の規模が大きくないため、1人の技術者が複数の製品事業部にかかわるといったイメージです。

 

3.メリットとデメリット

「機能別組織」「事業部制組織」「マトリックス組織」のメリットとデメリットをみていきます。

① 機能別組織

【メリット】
・同じ仕事を担当するひとが集まり専門化するため、知識や経験などを蓄積できる
・経営資源(ヒト・設備)を集中させて、平均コストを低減させることができる(規模の経済性が働く)

【デメリット】
・部門と部門の間の目的がことなるため、自分の権利や利益にこだわり、非協力的になりやすい
・部門間を超えた統制がむずかしく、迅速な意思決定ができない

 

② 事業部制組織

【メリット】
・事業部ごとの責任が明確になるため、問題が発生した際に迅速に対応できる
・事業部に大きな権限委譲がされるため、将来の経営幹部を育成できる

【デメリット】
・間接部門などの組織の重複や、設備の重複投資が発生し、経営資源にムダが生じる
・短期的な利益の追求を重視して、長期的な取組みを行わなくなる
・事業部間のコミュニケーションが不足してしまう

 

③ マトリックス組織

【メリット】
・機能別組織と事業部制組織の、両方のメリットを受けることができる

【デメリット】
・1人の担当者に対し、機能別組織と事業部制組織の2人の上司から指示命令を受けるため、混乱が生じる(ワンマン・ツーボス・システム)
・部門間の調整が煩雑になる

 

4.まとめ

一般的に、事業規模が小さく取扱製品が少ない場合は、機能別組織を採用し、事業が拡大していくにつれて、事業部制組織やマトリックス組織へと変えていくことが多いです。

経営戦略を無視した安易な組織変更は、プラスの効果を生みださないばかりか、組織の内部に混乱を巻き起こすことになります。

各組織構造の特徴を理解して、自社にあった組織づくりをおこない、従業員一人ひとりの生産性を高めていきましょう。