2020年「IT導入補助金」公募開始 中小企業の働き方改革などをIT技術導入で支援
- 担当:今井志津
- 投稿日:2020年03月13日

目次
1. 1次公募(臨時対応)における留意点
今回の公募は、昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、影響を勘案した景気対策として緊急的に行われる補助対策のようです。 「IT導入補助金2020 1次公募(臨時対応)」の詳細はこちら 通常の公募とは異なり、いくつか留意点がありますので、確認したいとおもいます。 ≪留意点≫ ■本公募における規程・申請要件等は、1次公募(臨時対応)に限り有効であるものとし、次回公募以降に実施される公募については、規程・制度及び要件等が変更される可能性を考慮し、1次公募(臨時対応)以降に本事業のホームページ等で事前に情報公開するものとする。 ■本公募に限り、IT導入支援事業者及びITツールの新規登録は受け付けず、平成30年度補正の本事業においてIT導入支援事業者及びITツールの登録を受け、交付決定を受けた補助事業者を有するIT導入支援事業者とそのIT導入支援事業者が登録したITツールを本公募期間中のIT導入支援事業者及びITツールとして取り扱う。 IT導入支援事業者については本事業のホームページに掲載の「IT導入補助金2020_1次公募(臨時対応)用IT導入支援事業者一覧」リストを参照すること。 ※ITツールについては、前述したリスト上でIT導入支援事業者名を押下し、詳細情報から確認すること。 なお、次回公募以降に実施する公募に向けては、改めてIT導入支援事業者の登録申請及びITツールの登録申請を行い、事務局に登録された事業者がIT導入支援事業者となるため予め留意すること。 ■IT導入補助金2020での交付申請では、原則GビズIDプライムアカウントの取得が必要となるが、本公募(臨時対応)に限りGビズIDプライムアカウントを必須としない。次回公募以降に交付申請を検討している場合は、事前にGビズIDプライムアカウントの取得を行っておくこと。 ■前述の通り新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響を鑑み、在宅勤務制度(テレワーク)の導入に取り組む事業を優先的に支援するものとする。(詳細は本要領「4-2 加点項目」参照) ■本公募は、A類型の申請のみを対象とし、B類型の申請については次回公募以降に実施する。 ■本公募にて交付決定を受けた補助事業者は、少なくとも令和2年度中に実施される本事業での公募には重複して交付申請を行えないため注意すること。 今回の1次公募(臨時対応)は、2次公募以降とは異なる点がありますので、「交付申請の手引き」等で内容をしっかりご確認ください。2. IT導入補助金の概要

3.成功事例
具体的なイメージが湧くように、いくつか成功事例をみてみます。事例①
事務業務担当の変更や後継者問題など、長年の勘から脱却するべく、補助金を活用して販売管理システムを導入。売上の多い得意先の需要予測や仕入単価の推移の見える化をおこない、売上が増加した。事例②
補助金を活用し、勤怠管理ツールを導入。タイムカードと給与管理システムを連動させることで、入力・集計作業が毎月10時間ほど短縮。社内規定の見直しなども行い、さらなる社員のモチベーションアップにつながった。事例③
これまで紙で管理していた業務日誌等を、ITツールで管理することで転記のための手間や転記ミスがなくなった。4.まとめ
今回の1次公募(臨時対応)については、通常の公募とは異なる点がいくつもありそうです。 交付規程・公募要領・交付申請の手引きなどをよく読んで、申請・手続きを進めてください。 「IT導入補助金2020 1次公募(臨時対応)」 よく分からない場合は、専門家にご相談することをおすすめします。