1on1ミーティングとは?|導入によるメリットや注意点を解説

  • 担当:横井ゆきえ
  • 投稿日:2023年01月18日

1on1

 

「1on1ミーティングとはそもそも何なのか」

「導入するとどんなメリットがあるのか」

「実施にあたって注意点はなにか」

こういった疑問をお持ちの方も、多いのではないでしょうか?
この記事では、1on1ミーティングの特徴や導入によるメリットデメリット、注意点などを解説しています。

この記事を読むと、1on1ミーティングが自社に必要かを判断できます。

1on1ミーティングをとり入れたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

1.1on1ミーティングとは?

1on1ミーティングは、上司と部下が1対1で定期的に行う個人面談です。
人事評価面談とは実施の目的、メンター制度とはミーティングの形式が異なります。
1on1ミーティングにより、上司が部下の話を聞き、部下の自走力を高め、成長を促します。

ここからは、1on1ミーティングの詳細をみていきましょう。

1on1ミーティングは上司と部下が1対1で行う個人面談

1on1ミーティングは、上司と部下が1対1で行う個人面談です。

人材育成の手法として、世界的に注目を集めています。

1on1ミーティングでは、上司が部下の話を聞きます。部下は普段の業務で悩んでいることや課題などを中心に、プライベートも含め上司に現状を話します。
上司は1on1ミーティングでは、部下の自己解決をサポートする役割です。
上司が部下のために時間を割いて傾聴することで、部下の成長をサポートします。

1on1ミーティングは1度行って終わりではなく、継続的に実施します。

1on1ミーティングは人事評価面談と実施の目的が異なる

人事評価面談と1on1ミーティングは、実施の目的が異なります。
人事評価面談は、部下を評価や管理する目的のため、どちらかというと上司のために行います。

話す内容も組織にとって必要なことに限られており、評価や目標、成果に関することなどが主です。
上司から部下に対する一方的なコミュニケーションが多く、信頼関係が築きづらいです。

しかし、1on1ミーティングは部下のために、部下の成長を促す目的で行います。
話す内容はプライベートや望むキャリアなど、多岐にわたります。
話した内容は、その場で評価しません。

上司と部下の対話型で実施するため、信頼関係を築きやすいです。

1on1ミーティングはメンター制度とミーティングの形式が異なる

メンター制度は1人の社員に複数のメンターがつくケースがありますが、1on1ミーティングは1対1で行います。

メンター制度とは、若手社員にメンターである先輩社員や管理職がつき、指導をしたり、成長をサポートしたりする制度のことです。
サポートをするメンターは若手社員の相談役であるため、1on1ミーティングの上司と部下の関係と似ています。

しかし、1on1ミーティングは上司と部下1対1での対話が重要なため、メンター制度とは異なります。

2.1on1ミーティング導入の目的

1on1ミーティング導入の目的は、以下の3つです。

1.部下と信頼関係を築く
2.部下の成長を促す
3.部下が成果を出す

これらの目的を達成すると、会社の業績アップに繋がる可能性が高いためです。

1on1ミーティングは、会社の中でも、「部下」に着目した手法となっています。
部下のためにミーティングを行い、部下に成長してもらうことで、結果的に会社が成長します。

3.1on1ミーティング導入によるメリット

1on1ミーティング導入により、以下3つのメリットがあります。

1.部下との信頼関係を深められる

2.部下の自走や成長を促せる

3.部下が自分の才能に気づきやすくなる

1on1ミーティングは定期的に行うため、上司の対応次第で部下との信頼関係を深めたり、部下の成長を促したりできます。

また、上司がしっかりと傾聴することで、部下が内省し、自らの才能に気づきやすくなります。

ここからは1on1ミーティングによるメリットを、具体的にみていきましょう。

部下との信頼関係を深められる

1on1ミーティングにより、部下との信頼関係を深められます。
なぜなら、上司と部下が会話する機会が増えるためです。
定期的に会話をすることで、部下は上司に対して自分をよく見てくれていると感じ、安心感を覚えます。

また、コミュニケーションのすれ違いが起きにくくなります。
上司と部下のコミュニケーションのすれ違いが減れば、離職防止が可能です。

部下との信頼関係が深まると、部下が意見を出しやすくなったり、報告や相談がスムーズにできたりと、うまく連携がとれるようになります。

その結果、生産性の向上が期待できます。

部下の自走や成長を促せる

1on1ミーティングは、部下の自走や成長を促せます。
1on1ミーティングでは、定期的に部下の進捗状況や調子を確認できるからです。

上司が部下の様子をみて、適切なフィードバックが行えます。
適切なフィードバックで、目標や行動のすりあわせを細かく行えば、効率よく部下を育てられます。

また、1on1ミーティングでは、経験学習サイクルが実践可能です。
経験学習サイクルとは、具体的な経験を振り返り、教訓を引き出し実践していくサイクルのことです。
上司がしっかりと傾聴することで、部下は経験を振り返り内省し、その経験を次の業務に生かしていけます。

このように、フィードバックや経験学習サイクルのサポートによって、部下の自走や成長を促せます。

部下が自分の才能に気づきやすくなる

1on1ミーティングを行うと、部下が自分の才能に気づきやすくなります。

なぜなら、上司の質問に答えるために自分の経験を振り返り、内省する機会が増えるからです。
内省すると、自分のやりたいことや得意なことに気づきやすくなります。

やりたいことや得意なことであれば、自ら進んで取り組むため、成長が早いです。
部下が成長して才能を開花すれば、さらに効率よく働けるようになります。

その結果、業績アップに繋がるでしょう。

4.1on1ミーティング導入によるデメリット

1on1ミーティング導入によるデメリットは、以下の2つです。

1.上司の負担が大きい

2.目標を定めないと、無駄な時間になる

上司の負担が大きい

1on1ミーティングは、上司にかかる負担が大きいです。
なぜなら、1on1ミーティングは高頻度で定期的に行うためです。1回の面談で、一般的に30~60分ほどかかります。

部下が多い人や業務で忙しい人は、1on1ミーティングの時間をとるのも難しいでしょう。

また、上司はミーティングでのふるまい方や、良い質問の仕方などを学ぶ必要があります。
理由は、上司が適切に面談をしなければ、効果が薄れてしまうからです。
上司が聞きたいことを聞いたり、悩みに対する答えを教えてしまったりすると、部下は自分の考えを話す機会を失います。

上司が1on1ミーティングで適切な対応をするには、準備が必要なため、負担が大きくなるでしょう。

目標を定めないと無駄な時間になる

1on1ミーティングは、目標を定めないと無駄な時間になる可能性があります。
なぜなら、目標がないとただの雑談として会話が進み、部下の成長に繋がらないからです。
そのため、行う目標を上司部下ともに理解する必要があるでしょう。

また、行う目標が定まっていない場合、質問の意図がわからず、部下が心理的負担を感じる可能性があります。
そうなると、1on1ミーティングを続けることが難しくなります。

そのため、目標を定め、上司が戦略的に話を聞く必要があるでしょう。

5.1on1ミーティング実施時の注意点

1on1ミーティング実施時の注意点を、3つご紹介します。

1.部下に話をしてもらう

2.上司の面談スキルを高める

3.定期的に行い、習慣化する

1on1ミーティングでは、部下を主役とし、成長をサポートしなければなりません。
そのためには、上司が適切な対応をする必要があります。

また、1on1ミーティングは1度だけ行って終わりではなく、継続して行うことで高い効果を発揮します。

1on1ミーティング実施時の注意点を、具体的にみていきましょう。

部下に話をしてもらう

上司は先に自分の考えを言わず、部下に話をしてもらうようにしましょう。
1on1ミーティングは、部下の成長が目的だからです。部下の成長のためには、自分で考えさせることが大切です。
答えが分かっていても、答えを指し示すのではなく、相手に考えさせるよう誘導する必要があります。

また、部下に話をしてもらう際は、委縮させないように、同じ目線で考える姿勢をみせることをおすすめします。
同じ目線で考えてくれていると部下が感じれば、素直に意見を話してもらえる可能性が高いでしょう。

上司の面談スキルを高める

1on1ミーティングを効果的に行うためには、上司の面談スキルが重要です。
なぜなら、1on1ミーティングにはコーチングやフィードバックのスキルが必要だからです。
学習会などで、面談スキルを高めましょう。

コーチングとは、傾聴し、観察や質問を投げかけながら、ときおり提案することで、相手の内面にある答えを引き出す手法です。
フィードバックは、相手の行動に対して、評価や改善点を伝え、適切な軌道修正を促すことを指します。

上司にこれらのスキルがないと、部下の成長は難しいです。そのため、上司の面談スキルを高める必要があります。

定期的に行い、習慣化する

1on1ミーティングは定期的に行い、習慣化する必要があります。
なぜなら、部下が上司に対して相談する習慣をつける必要があるからです。
話す機会がなく、今までは相談せずにいたことも、定期的にミーティングがあれば、気軽に相談できます。

また、継続的に行うことで、お互いにミーティングで話す内容を日常的に考えるようになります。

コミュニケーションを習慣化させるために、1on1ミーティングは定期的に行いましょう。

6.まとめ

1on1ミーティングは、部下の成長のために、上司が1対1でサポートする人材育成方法です。
上司の負担は大きくなりますが、部下の上司に対する信頼は厚くなり、成長速度もあがっていきます。

1on1ミーティングは目標をたてて適切に行うことで、高い効果を発揮します。

人材育成に悩みがありましたら、ぜひ1on1ミーティングを取り入れてみてください。