10月に読んでよかった本

  • 著者:安藤駿
  • 投稿日:2021年11月03日

こんにちは。安藤です。
すっかり寒くなってきましたね。
今回も1ヶ月間で読んだ本の紹介をします。
秋の夜長の読書の候補になればと思います。

 

デジタルマーケティングの定石 垣内勇威著

本書に書かれていた『デジタルは万能ではない上に、目標達成のための手段に過ぎない』という点は強烈に意識しなければならないだと思いました。
ネット広告やSEOなどの効果を実感すると、「あれもこれもできるはずだ」と思いこんでしまいやすいからです。
デジタル上でできることの限界を認識することで、お客様にとって本当に必要な施策を提案できるようになるのではないかと考えました。

 

一番伝わる説明の順番 田中耕比古著

仕事や日常生活で自分の説明の下手さを感じることが多かったので、説明の仕方を学び直すという目的で本書を読みました。
特に説明時の情報の優先順を意識するだけでも、伝わりやすさがかなり変わると思いました。
説明する情報の優先順とは、 最優先事項は「相手が知りたいこと」 その次に「自分が伝えたいことと、相手が知りたいこととのギャップを埋める情報」 その次が「(相手が知りたいことに関連した)自分が伝えたいこと」 になります。
電話や打ち合わせで即興で説明が求められる場面がありますが、その時にはこの順番を意識したいと思います。
説明をする時の基本的だけどあまりできていないことが網羅されている本だと思います。 定期的に読み返します。

 

世界は贈与でできている 近内悠太著

何か良いことが起こると、「自分は幸せものだ」「自分は運が良い」と考えてしまいます。
しかし、なぜ良いことが起きたのかを考えることで、誰かや何かからの贈与に気づくことができると著者は述べています。
贈与に気づけたからといって儲かるわけではないと思います。しかし、世界の捉え方が変わるはずです。今後、会うことはないし出会ったとしてもわからないかもしれない人やモノに、自分は助けてもらっていることを実感できると、世界の捉え方は確実に変わるでしょう。
世界の捉え方が変われば、仕事のやり方や生活が変わるはずです。

 

人新世の「資本論」斎藤幸平著

なぜ、資本主義が発達したのか、その発達の過程で何が犠牲になり、地球は今どのような状態なのか。そして、危機的な現状を変えるための「脱成長」の必要性が書かれています。
社会全体が「脱成長」に向けたアクションを取ることは難しいかもしれないので、まずは個人レベルでできる、環境負荷が低く、労働に縛られない生活への転換をしていきたいです。

NHK 100分 de 名著 カール・マルクス『資本論』 斉藤幸平著

「人新世の資本論」と同じ著者のよる、マルクス「資本論」の解説本です。「人新世の資本論」では著者の考えが書かれていましたが、本書では、マルクスの著書の内容を解説している形になります。
マルクスといえば、社会主義の実現を目指した人というイメージでした。
しかし、本書を読んでそのマルクスに対する見方は変わりました。
特に印象的だったのが、「人間の豊かさ」を回復するためにマルクスが目指したのが、過酷な労働からの解放だけでなく、やりがいのある、豊かで魅力的な労働を実現することだった点です。
実体験があり、この主張にとても納得したためです。
前職が、定時で終わるルーティーンワークで、その頃は人生に物足りなさを感じていました。「つらくはないけど何かつまらないなぁ」という思いを抱え続けていました。
ネガティブ要因がないからといって、人生が充実するわけではないんだと思ったのを覚えています。

 

アイデア資本主義 大川内 直子著

著者は、”「今日よりも良い明日を過ごしたい」という一人ひとりのささやかな想いが、資本主義の根底にある”として、資本主義を”将来のより多い富のために現在の消費を抑制し投資しようとする心的傾向”と定義しています。
また、”私たちが自分の人生を真剣に生きて、自分の将来について思案したり目標を立てたりするという行為の中に、すでに資本主義の本質が含まれている と考えられます。”とも述べています。
「〜したい」という気持ちがある限り、資本主義から抜け出すことはできないのかなと思いました。
そして、「〜したい」という気持ちを持たない人はほとんどいないので、社会全体が脱成長や資本主義から脱却をすることは、とても難しいことなのではないかとも思いました。

 

0秒思考 赤羽 雄二著

考えていることを高速でアウトプットするトレーニングとそのメリットが書かれています。本書に書かれているトレーニングは自分にぴったりだと思いました。私は、考えを構造化してアウトプットするのに時間がかかる点に課題意識を持っているためです。
この課題を解消するために、今まで色々な考え方に関する本を読んできましたがあまり効果を実感できていませんでした。
そんな中、本書に書かれたトレーニングを数日やってみたところ、少しではありますが、その効果を実感しました。
継続してトレーニングしていきたいと思います。

 

まとめ

今月は資本主義をテーマにした本を集中的に読みました。
うっすらと資本主義の全貌が見えてきましたが、まだまだ理解できていないことばかりです。
専門家ほど詳しくなりたいわけではないですが、年上の人と対等に話せるくらいの知識と考えを持てるようになりたいです。

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