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5月に読んでよかった本

  • 2021年06月07日
  • 著者安藤駿

こんにちは。安藤です。
最近、起床後に5分ほどヨガをしています。
ヨガ系Youtuberの方の動画を参考に、さまざまなポージングをしているのですが、ヨガのすごさを実感する毎日です。
ヨガをすることで体が温まり、しっかり目が覚めます。さらに、心なしか一日中体が軽く感じます。
ホットヨガなどにハマる方の気持ちがなんとなくわかった気がします。
本当にとても調子がいいので、これからも朝5分のヨガを続けていこうと思います。

それでは、5月に読んで特によかったと感じた本を個人的な感想とともに紹介します。

 

『自由になるための技術 リベラルアーツ』 山口周著

題名にあるリベラルアーツとは、人間が何を愛好し、何に深く感銘を受けてきたかという人類の本質の膨大なリストである、と著者は述べています。
このリベラルアーツを学ぶことによって身につけられるもののうち、本書では以下の二つが挙げられています。

1.現代を相対化する視点
2.知的な足腰

それぞれ簡単に説明します。

1.現代を相対化する視点

現代を相対化する視点とは、現代の常識や現状に対して問いを持つための視点です。
ただ、これは、よく言われる「常識を疑う」ための視点ではなく、「疑うべき常識」を見抜くための視点です。
この視点を持つことで、「疑うべき常識」を変えることに集中できるため、イノベーションの機会につながると著者は主張しています。

2.知的な足腰

また、知的な足腰とは、状況や時代が変わっても応用が効く知識やスキルのことです。
特定の状況のみに役立つ知識・スキルは状況が変わった時に一気に陳腐化してしまいますが、どんな状況にも適用できる知識・スキルはどんどん蓄積されていきます。
著者は、知的な足腰が強くなればなるほど、状況や時代が変わることに慌てることなく、タフに生きることが可能になると述べています。

本書では、哲学や歴史、美術などの分野の著名人と著者との対談を通して、リベラルアーツの意義や実践の手がかりを知ることができます。
本書を読むことで、会計や組織論などの現代のビジネスについて学ぶだけでなく、古典や教養を学ぶことも非常に重要であることがわかりました。
混沌としながらも進み続ける世の中で生き残るためには、研ぎ澄まされた視点や知的な足腰が必要だと感じたからです。
ビジネス関係の書籍だけでなく、積極的に古典などに触れていきたいと思います。

 

自由論 ミル著 斉藤悦則訳

というわけで、早速読んだ古典がこちらです。

作者のミルは「最大多数の最大幸福」で有名なベンサムの量的功利主義に修正を加え、幸福の質を考慮に入れた質的功利主義を模索した人物として知られています。

しかし、本書では功利主義とは相容れないであろう自由主義について書かれています。
一見すると、矛盾する二つの主義を主張するのはミルが多面的な思想を持っていたかららしいのですが、その話は割愛します。

私は、本書の内容の濃度に驚きました。
これまで読んできたビジネス書や自己啓発系の書籍が自販機で売られているカルピスだとするなら、本書はカルピスの原液です。
「いいこと書いてあるなぁ」と思った本がいくつもありますが、そのような本でさえ、薄く感じてしまうほど本書の内容は濃かったです。

そんな本書の中で最も刺さった文章がこちらです。

“洞察力、判断力、識別力、学習力、さらには道徳感情をも含む人間の諸能力は選択を行うことのみによって鍛えられる。何事も慣習にしたがう者は選択を行わない。最善のものを見分けたり、最善のものを望む力が少しも育たない。”(p.142 9行目〜11行目)

特にこの文章が刺さったのは、自分で選択する機会が少なくなってきていると感じたからだと思います。
最近では、フォローしているインフルエンサーやよく使うネットショップのアルゴリズムが、自分が好きそうなものをどんどんおすすめしてきます。
改めて自分の生活を振り返ってみると、おすすめされるがままに購入したり、利用したりすることが本当に多くなっていることに気付きました。

おすすめされるものには、大体間違いがありません。
しかし、おすすめされるものを盲目的に信じて、選んでいては、人間の諸能力は育たないのだとミルは主張します。

では、どうすれば自分の頭で選択して能力を育てられるようになるのでしょうか。
私なりに考えてみました。

その結果、時間を確保すること、失敗を恐れながら行動することの二点が必要なのではないかと考えました。

このように考えたのは、シャンプーを買ったことがきっかけです。

予備知識なしで薬局にシャンプーを買いに行くことがありました。
商品棚にざっと目を通して値段とパッケージに書かれている効能を参考に、20分ほど悩み、迷いながらもあるシャンプーを選び、購入しました。
実際に使ってみると、髪がギシギシになりました。
パッケージにはふんわりサラサラヘアになると書いてあったのに…
私は悔しくなり、なぜギシギシになるのかをネットで調べました。
その結果、ギシギシの原因となる可能性の高い成分があることを知り、次回はその成分が入っていないシャンプーを購入することを心に決めました。

この経験で、自分の能力が鍛わったのを確かに感じました。
シャンプーについて20分悩んだ時間、迷いながらの決断。
私は、この二つが成長につながる選択をする上で必要なことなのではないかと考えました。

先述したように、何かを購入・利用する理由が「自分がいいと思ったから」ではなく、「あの人(インフルエンサーなど)がいいと言っていたから」であることが増えてきています。
自分で選択することは面倒くさいことが多し、不安がつきまといます。
誰かの意見に従ったり、誰かの生活の真似をしたりする方が楽かもしれません。
しかし、楽なことばかりを追い求めることには危険が伴います。
もしかしたら、今後、自分で選んだ生活がほとんどなくなるなんてことも起こり得ます。
自己を成長させつつ、自分の人生を生きるために、どれだけ自分の選択で生活が成り立っているかを振り返ることが時には必要なのかもしれません。

 

終わりに

5月中旬まで若干バタついたこともあり、普段の半分ほどの読書量でした。
6月はどっしりと腰を据えられる時間が増えそうなので、自分で選んだ本を読んで知識を蓄え、仕事に活かしていきたいです。


38/100